本帖最后由 imagineer 于 2013-5-5 14:19 编辑
设计师的原文笔记地址: http://www.omiyasoft.com/j3ds13.html
統計データを見ると、予想なんて一つも当たってないんじゃないかと思いますね。 ランキングフロアで、どんな「属性ブック」の使用頻度が高いか調べたところ、今回一番不人気と思っていた「風ブック」の使用頻度が一番高いという結果が出ました。
そして、一番人気あると思っていた「水ブック」の人気が一番低いという…。 もっとも、どの属性ブックもかなりの僅差でした。
これは、属性の人気に偏りが少ない、つまり属性間のバランスが取れていると解釈できます。
予想は外れたものの、うれしい誤算ですね。 まあ、人気属性はマップによっても変わるので、結論は急がず、長い目でデータ収集していく必要はありそうです。 では、本題。
スラッジタイタン
前作カルドセプトDSでは、他者に干渉するスペル(特に、マジックボルトなどの攻撃スペル)があまり使われませんでした。
それはそれで平和で良いのですが…もう少し使われても良いんじゃないかな、と考えていました。 ということで、まずはイビルブラストのコストを若干安くしました。 それと共に、スペルでないと対処しにくいクリーチャーを新カードとして追加し、焚き付けてみようと思いました。
前回話題にした、アプサラスやウロボロスにもその意味合いがあります。どちらも戦闘では排除しにくいですよね。 そして、このスラッジタイタンも、その類です。 高いSTとHPを持ち、さらに再生されるので、戦闘で倒すのは困難です。
しかし、もし戦闘開始時にHPが減っていたら、戦うことなく破壊されてしまうという極端仕様。 ちなみに、カルドセプトで「タイタン」と名の付くクリーチャーは、強力だが何らかの決定的な弱点を持つように設定しています。このコンセプトにはぴったり。 再生があるので、何度戦いを挑んでもHPが減った状態にはなりません。HPを減らすには、イビルブラストなどの攻撃スペルを使う必要がある。攻撃スペルを使う必要性を迫るクリーチャー、というわけです。 このスラッジタイタンも、開発中、もめたカードでした。
やはり、強すぎるのではないかということです。
このためだけにマジックボルトやイビルブラストを入れる人は少ないだろう(確かに)。
とすると、デメリットはほとんど無いことにならないか…。 そんなところから、コストが増えたり、厳しいアイテム制限を持つことになりました。 それでも、この強さは揺らぐまい。
これはアプサラスと共に今回の人気クリーチャーとなり、水属性の人気は盤石になるのではないか。
…と思ってました。 で、実際。
確かに、スラッジタイタンは、使用頻度では高めの位置にはいます。
しかし、予想外に低かったアプサラスの、さらに下、という感じで、思ったほどではありません。
そして、水属性の人気と言えば、冒頭に書いた通り…。 私も好きでよく使っているのですが、確かに微妙に感じることも。
まず、コストが高い。気軽には使いにくいです。
そして、レベル5領地などを守らせるには、この能力故に、今一つ不安があるんですよね。 でも、考えてみると「そこそこの人気だけど、誰もが使うわけでも無い」というのはバランス的には理想的。
予想以上に良いバランスになった、とも言えるのかも。 ちなみに、イビルブラストの使用頻度は、そこそこ高めです。(しかし、誰もが使っているわけではない感じ)。
作戦が上手くいった…と言えるのかな?
ジャッカロープ
前作DS版では、地属性の人気がかなり高い印象でした。
なので、新作カードでは、地属性にはあまりテコ入れしないつもりでした。
このジャッカロープも、それほど強くないカードという位置付けで想定されていました。 ジャッカロープの能力のひとつは、スラッジタイタンとは逆で、攻撃スペルをけん制するものです。
こちらは、いざ攻撃スペルが流行りすぎた時のために保険として入れた感じですね。 しかし、実際に攻撃を受けた際にハンババに変身する…というのは、果たして嬉しいのか?
これなら、素直に防魔の方が嬉しいんじゃないのか? もともと地属性には、防魔を持つものや、スペルでHPを減らせないクリーチャーが多く、スペルに対抗する属性という位置付がされてますからね。他にも選択肢は色々あるわけです。 そんなこともあってか、ジャッカロープはチューニングの際もほとんど話題にならず、ほとんど何事も無くチェックを通過していました。 で、実際。 現時点での集計では、新クリーチャーカードの中ではシェイドフォークに次ぐ人気カードになってます! 同じ地属性では、ドリアードやマミーには劣るものの、グリマルキンやサクヤといった、人気を予想していたカードよりも上。
全く予想、外れてますよ…。 まあ、他の人気カードにも言えるのですが、やはり「コストが安い」というのは大きいんですね。 確かに、ジャッカロープは、援護を持つクリーチャーとしては安めの設定です。
属性は違いますが、ST10/HP30で援護しか能力を持たないパイレートよりコストが5安いのです。
ばら撒くには良いクリーチャーです。 しかも今回、イビルブラストの使用頻度は高めなので、ハンババに変身する能力も役に立ち、HPは低いものの戦闘でも援護能力が心強いです。 …あれっ、そう考えるとジャッカロープって、強いんじゃない?(今さら気付く)
これでは結果的に、地属性に塩を送ってないか? まあ、今回、地属性ブックの人気がそれほど高いわけでは無かったので、予想が外れはしたものの、本来の目的は果たせたとは言えますね。結果オーライかな。 そもそも今作では「イビルブラストの使用頻度」が、全てのバランスの鍵を握ると思っていたのですが、それが全く予想付きませんでした。
それで、どちらでも良いような形で調整したのですが、実際はそこそこ使用頻度が高く、そちらで想定したカードの方に人気が集まったようです。イビルブラストのコストが10高かったら、また全然違うものになったかもしれません。 ちなみに、コダマも現在、そこそこ人気カードです(スラッジタイタンと同じくらい)…。 予想の当たらないこと、はなはだしい。 今回は、またこの辺で。
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