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---前篇----
正直なところ、僕はずっと、グリフィス隊のエンブレムを好きになれなかった。
お気楽な笑顔を浮かべたグリフィス(ハゲワシ)のデザインが、田舎の基地の気風
と重なってうけつけなかったのだ。
坦率地说一直喜欢Gryphus队的徽章的人并非只有我。
徽章上浮现的Gryphus(秃鹫)笑容和乡下基地的风景融合起来,还挺有意思.
海上防衛を主任務とするオーブリー基地は、しかし他国からは離れた位置にあり、
あまり重要視されてはいなかった。
Aubrey基地的主要任务是防止海上的入侵,但是由于这里距离别的国家太远,因此几乎不受重视.
だからこそ、通信士として駆け出しだった僕の、最初の配属先となったのだろう。
大海に面しているため常に潮の香りがし、緯度の高い場所がら一年の大部分が寒さ
に悩まされる。
因此初出茅庐的我作为通信员被分派到这里.因为面对大海,所以时常有潮味袭来,但更让人烦恼的是由于纬度较高,一年内大部分时间都比较寒冷.
その頃の僕はいつも、この基地を離れることを考えていた。
那时我总在考虑该怎么离开这个地方
訓練終了後には、よく機体を見に行ったものだが、それは他に取り立てて暇をつぶ
せることがないから、という理由以外の何物でもなかった。
在训练结束后,可以看看机体来消磨掉点时间,除此之外,没有其他的活动.
周囲数十Km圏内に小さな漁村と港町しかないこの基地では、周囲にあまり気を遣
う必要がないためか、訓練の回数は多いように思われた。
在基地的周围数十公里范围内,只有个小渔村和港口,其他的都没注意到,而且感觉训练的次数还是多了.
機体を眺めていると、同じく訓練を終えたリック中尉が声をかけてきたものだ。
当我在训练结束后,眺望机体时,LINK中尉叫了一声.
「よお、新人」
彼はいつも気さくで、無遠慮だった。グリフィス隊のエンブレムを指しながら、痛
がる僕を気にせずに大げさに肩を叩いてくる。
[那个,新人]
他很坦率,也没官腔.他一边指着Gryphus队的徽章,一边大力地拍着我的肩膀.
「今日の指示も、相変わらず硬かったな。いつまでもそんなんじゃ、グリフィス
ちゃんに笑われちまうぞ。ちょっとは、肩の力を抜いて笑ってみろ」
[今天的训练有点难了,不想一直被Gryphus那样嘲笑吧.稍微再努力一下就行了]
「中尉が軽すぎるんですよ。だいだい、こいつはいつも笑っているでしょうが。呑
気な顔して」
[中尉总是很轻松,时刻都带着笑容.没有什么可以让你愁眉的吗]
「お? 俺たちが考えたエンブレムに文句があるのか」
[我?其实我对这个徽章有些牢骚]
エンブレムの話になると、彼はいつも少しキになった。
一谈起徽章有关的话题 他总是兴致勃勃
「いいか、そもそもこのエンブレムに俺たちが込めた思いっていうのは…」
力説するリック中尉。それをさえぎり、僕は少し不機嫌に言った。
[我也并不是说这个徽章不好......]
强调自己观点的LINK中尉.对于我的插嘴似乎有些不高兴.
「その話は、前に何度も聞きましたよ」
[这些话以前听你说过好几次了]
適当なところで話を切り上げて自室に戻る。それは、いつもの光景だった。
在一阵寒暄后,和往常一样,我就回到自己的房间了.
その時の僕は、自分の能力に自信を持っていたのだと思う。
だからこそ、リック中尉に代表される田舎の基地の気風に、歯がゆさを感じていた。
それは、若い頃にありがちな、根拠のない自信だったのだろう。
有时候我会觉得自己有能力有信心.
或许是受了LINK中尉那样和田园基地的影响所导致的吧.
也或许是因为年轻而产生的盲目的自信.
だが、その自信はあまりにもあっさりと打ち砕かれることになった。
初めての実戦を経験したあの時に。
但是在经历了第一次的实战后,我的那点信心被打了个粉碎.
---前篇----【2】
突然の嵐のような10日間が過ぎ、気がついた時には、オーレリアの大部分はレサ
スに奪われ、オーブリー基地は洋上の孤島のように取り残されていた。
それほどまでに、レサス軍の侵攻は唐突で素早かった。
そして、なすすべもなかった僕たちにもたらされた、レサス軍によるオーブリー基
地への侵攻作戦の情報。
それを事前にキャッチできたのは、果たして幸運だったと言えるのだろうか。あの
後、僕は、本気で考えたものだ。
当人们开始注意到10天里那如暴风雨般突如其来的闪电战时,Aurelia的大部分领土都被LEASETH军占领了.
Aubrey基地犹如***上的一片孤岛般存在着.
很快,LEASETH军的攻击部队也来到了这里.
LEASETH军的入侵作战情报正好让我们可以有的放矢.
后来我回忆了一下,对我们来说幸运的时候也只有那时吧.
急遽、迎撃作戦のブリーフィングを開くこととなったが、基地はあきらめと疲労感
に重く支配されていた。
軍本部とはとっくに連絡がとれなくなっており、その作戦は、「せめて最後に、レ
サスの奴らに思い知らせてやろう」という、投げやりなカラ元気の中から、発案さ
れたものだった。
休暇で基地を離れたまま音信不通となった上官に代わり、作戦の説明は僕の役割と
なった。
そして...クソッ、僕は混乱を抑えるのに必死だった。
緊張から、必要な情報を伝えるのに苦労し、言葉は気弱になっていく。
很快,召开了迎击作战的任务简报,但是基地被"放弃这里"的言论和无助感所包围.
和作战指挥部的通信也不稳定,对于此次作战,得到的答复是[至少,你们要让LEASETH的家伙知道]后面的话语断断续续,无法知晓.
而我的职责就是代替因休假而离开基地到现在还音讯全无的上司,开始作战任务的说明.
但是...该死,我尽力压制着自己的混乱情绪.
紧张,汇报重要情报的辛苦,使得我的语气听起来有些软弱.
「では、出撃をお願いします。
せめて、レサス軍に一矢報いてください」
何とかそう締めくくった後も、しばらくは、自分が震えていることすら気付くこと
は出来なかった。
[那么,出击的各位拜托了.至少让LEASETH军知道一下厉害]
之后过了很久,才发觉自己竟然在下意识的发抖.
だが不安に反し、ミッションが開始されると、パイロット達の動きは的確だった。
いつもおどけているリック中尉も、陽気な声を張り上げながらではあるが、敵機を
撃墜する。
与不安相反的情况是,任务已经开始了,飞行员们确实在路上了.
LINK中尉一边发出怪声,一边用奇怪的机动击落着敌机.
彼らの動きを見ていると、僕の状況報告なんて必要ないのではないかと思われた。
何より僕自身が、彼らの動きについていくだけで精一杯だった。
中でも、群を抜いた動きをする隊長機が。
看到他们的活动,我觉得是否在我的报告中,遗漏了一些重要环节.
我一定要竭尽所能的帮助他们.
在他们中,最耀眼的就是队长机.
耳をつんざく戦闘機の飛行音と、破壊された爆撃機の爆発音。
レサスの爆撃機は、次々とその数を減らしていった。
耳边回绕着战斗机的飞行音,中弹轰炸机的爆炸音.
LEASETH的轰炸机数量逐渐减少中.
3機、2機...1機......そして。
終わったのか...
3架,2架,1架...终于.
结束了....
最後の爆撃機が爆発し、海面へと墜落した途端、無線からリック中尉のおどけた口
調が流れてきた。
随着最后一架轰炸机开始坠落到海面上时,无线电中开始传出LINK中尉的声音.
「グリフィス1。このまま一気に首都奪還ってのはどうだ?
やつら、慌てふためいて逃げ出すに違いないぞ」
[Gryphus 1,一口气把首都也解放吧?这些家伙肯定惊慌失措的逃走了呀]
緊張にこわばったままの僕は、ミッション終了を告げる言葉すら出せずに放心して
いた。
由于太紧张了,我正忙着发呆,而忘记报告任务已经完成.
リック中尉の言葉に、ようやく力を抜こうとして...。
听到LINK中尉的话,有点放松了........
その時、僕の視界の隅に、光る点が捉えられた。
レーダー上の光点…それがなにか理解するより早く、僕は叫んでいた。
就在这是,我的视线捕捉到一个光点/
雷达上有一个光点.....先不管哪个是什么,我大声叫到.
「――レーダーに反応!
何かが高速で接近中…ミサイルです!」
[------雷达有反应!
有东西高速接近中...是导弹!]
そうだ...確かに情報は入っていた。レサスの、あっという間の侵攻を可能にした空
中要塞『グレイプニル』。その機体が使用する兵器。これは...。
正是这个...根据确切的情报显示.LEASETH发动闪电战的主力------空中要塞[狗里扑你儿]
它所使用的武器,正是...
「SWBMです! 早く退避してください!」
「どっちに行けばいいんだ! 方向は! 距離は!」
[是SWBM!快回避!]
[到哪儿去回避!方向,距离!?]
リック中尉の声が響く。
だが、僕は何も応えることが出来なかった。スクリーンを移動する光点のスピー
ド、それがすべてを物語っていた。感じたままを、叫ぶ。
LINK中尉的声音很高.
但是我却无法回答他的问题.光点在雷达屏幕上快速移动,表明(浩劫)正到来.
我感觉到了,并喊叫.
「駄目だ、間に合わない!」
[已经,来不及了!]
瞬間、天から光が突き刺さった。
ひときわ大きな光が空中で炸裂する。
瞬间,闪光刺破了天空.
巨大的光亮在天空中爆炸.
解き放たれた光は、炸裂すると同時に強烈な衝撃波を生み出し、それは周囲の空間
に向かって一気に疾走した。
一瞬の間をおき、雷鳴を思わせるすさまじい轟音が天空に鳴り響いて、身体を圧する。
爆炸,和同时产生的强烈冲击波,使得周围的空气压缩,向四周扩散开来.
几乎与此同时,巨大的雷鸣响彻天际,使得浑身都在颤抖.
圧縮された大気の鉄槌に、空にいる機体はひとたまりもなかった。
次々となぎ払われ、破損し、いいように吹き散らされていく。
そして…、
被压缩的大气像一把巨大的铁锤,冲向在天空逗留的机体.
(机体)依次被挤压,变形,破坏,随即吹飞.
并且...
「グリフィス2、応答してください!」
叫ぶ僕の目の前で、リック機のエンブレムが炎に包まれた。
[Gryphus 2,请回答!]
就在我呼叫之前,LINK机的徽章已经被火焰所包围了.. |
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