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ゼノギアス全セリフ(ディスク1)

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 楼主| 发表于 2004-6-22 03:01  ·  广东 | 显示全部楼层
旅立ち 樹海にのがれて・・・~出会いの緑の森の少女~緑の静寂をやぶるもの~森をぬけて、王国アヴェ領土へ
?陇紊?摔?
エリィ「ランアース!
フェイ「ん!?
エリィ「ガルティナユタトゥ
    バ、ダイアナトゥナアクマ
フェイ「ん!?
エリィ「バルナラルダク
    ララカルティ
エリィ「あ、うっ・・・・・・
    武器を捨てなさい。
    おかしなまねをしたら撃つわよ!
謎の少女「う、後を向いて!
フェイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
謎の少女「後を向きなさいっ!
エリィ、フェイに近づく
フェイ「・・・・・・震えているのか?
謎の少女「黙って!
謎の少女「・・・・・・追撃してきた
     キスレブ兵ではないようね。
     ・・・・・・でも・・・・・・
謎の少女「動かないで!
謎の少女「任務中に接触した
     地上人<ラムズ>は誰であれ
     消去せよと命令されているのよ。
     悪く思わないでね。
謎の少女「・・・・・・一つだけ尋ねるわ。
     この樹海の出口はどこ?
フェイ「あんた・・・・・・迷ったのか?
謎の少女「質問にだけ答えて!
     どうすればこの森から出られるの?
フェイ「悪いな。
    俺も出口を探してる口なんだ。
謎の少女「そう・・・・・・
フェイ「いつまでそうしている?
    俺を撃つんじゃなかったのか?
    撃つのなら早くしてくれ。
謎の少女「お、おかしなことを言うわね。
     あなた、自分の置かれている立場が
     わかっているの?
フェイ「立場なんてどうでもいいんだ。
    どうせ俺は生きている価値の無い
    男だから・・・・・・
謎の少女「こ、来ないでっ!
エリィ銃を撃つ
フェイ「どこを撃っている?
    ここだ、ここを撃ってくれ。
    さあ・・・・・・
謎の少女「ば、馬鹿にしてっ!
謎の少女「あなた変よ!
謎の少女「どうかしている!
謎の少女「少しは抵抗なさいよっ!
フォレストエルフが木から降りてくる
謎の少女「な、何? こいつ!?
フォレストエルフ、エリィを殴る

フェイ「やめろーっ!
    “エリィ”に手を出すなーっ!
フォレストエルフとの戦闘
フェイ「おい! しっかりしろ!
フェイ「気がついたみたいだな。
    なかなか起きないから心配したよ。
謎の少女「・・・・・・・・・・・・
フェイ「どうだい、具合は?
謎の少女「・・・・・・・・・・・・
フェイ「まだ俺を殺すつもりか?
    だったら好きにしてくれ。
    ただ、この森ではよした方がいい。
    森の獣は大きな音に敏感なんだ。
謎の少女「・・・・・・・・・・・・
フェイ「まあ、いいや。
    話したくないならしなくてもいいよ。
    ただケガの手当の礼くらい言っても
    バチはあたらないと思うぜ?

謎の少女「あ・・・・・・ありがと・・・・・・
     で、でも、だからって私に恩を
     きせようとしたってだめよ。
     もちろん命ごいにも応じられない。
     その手にはのらないんだから・・・・・・。
フェイ「何をそんなに恐がっているんだ?
謎の少女「べ、別に恐がってなんかいないわ。
     警戒してるだけよ。
     怪しい地上人<ラムズ>に
     会ったんだもの当然じゃない。
フェイ「何もしやしないよ。
    それに俺よりも、あんたの方が
    よっぽど怪しい格好だ。
謎の少女「なっ・・・・・・
フェイ「あんたの名前は?
エリィ「ラ・・・・・・地上人<ラムズ>に名仱?
    名前は持ち合わせていないわ。
フェイ「何だ、そのラムズって?
    俺達はどちらも樹海で迷ってるんだ。
    ここにはやばいモンスターも多い。
    樹海を抜けるまではお互いに
    協力した方がずっと安全だ。
    違うかい?
謎の少女「・・・・・・
フェイ「よし。
    で、あんたの名前は?
    これから二人で協力していこうって
    いうんだ・・・・・・お互い名前も
    知らないんじゃやりにくいだろ。
    俺の名前はフェイだ。
謎の少女「エ・・・・・・、エレハイム。
     両親はエリィって呼ぶわ。
フェイ「ああ、そうか。
    そうだったよな、“確か”。
??
フェイ「といかく、夜やたらと
    動き回るのは危険だ。
    明日、陽が昇ってから
    出口を探そう。
    それでいいか?
エリィ「それしかないようね。
    いいわ、それで。
フェイ「よし、エリィ。
    まずは腹ごしらえだ。
幼年期のフェイ「えぐっ、えぐっ
幼年期のフェイ「はっ
幼年期のフェイ「ねえ、待ってー
        僕をおいてかないでっ
        待ってよー!
幼年期のフェイ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
幼年期のフェイ「えぐっ、えぐっ
        ふうぅぅぅ
        えぐっ、えぐっ。
幼年期のフェイ「あ
謎の女性「一人じゃ寂しいもんね
幼年期のフェイ「はぁ
エリィ「フェイ、フェイ、フェイ。
フェイ?
エリィ「・・・・・・起きた?
石橋を渡ると
エリィ「ねぇ・・・・・・
エリィ「昨日言ってたでしょ?
    俺は生きている価値がないって。
    あれってどういうこと?
フェイ「なぜそんな事を聞くんだ?
エリィ「え? だって、あの時あなたって
    まるで自殺志願者のような
    顔をしてたもの。
    気になるでしょ?
    そんなこと言われたら。
    どうしてこの樹海の中を
    さまようことになったの?
フェイ「そういうエリィは
    何故ここに?
エリィ「えっ? わ、私は・・・・・・
フェイ「俺は・・・・・・逃げて来た・・・・・・
    村から・・・・・・逃げて来たんだ・・・・・・。
エリィ「村? 村って・・・・・・まさか・・・・・・
フェイ「この樹海と山頂との間にある
    ラハンって村さ。
    そこから逃げてきたんだ。
エリィ「あの村に・・・・・・!?
フェイ「のどかな、いい村だった。
    村のみんなは、よそ者の俺にも
    家族同然に接してくれた。
    それがあの夜、何機ものギアが
    突然降りてきて戦闘を始めたんだ。
    村は火の海になってしまった。
    俺は村のみんなを救おうとして、
    放置されてたギアに仱盲俊?
    動かし方も知らないのにな。
    ただそうすればなんとかなると
    思った・・・・・・いや・・・・・・そうしろと
    誰かがささやいたんだ。
    そうしろって・・・・・・。
    けど、結局なんともならなかった。
    村は・・・・・・
エリィ「キスレブ軍に壊滅させられた?
エリィ「フェイ・・・・・・?
フェイ「・・・・・・そうじゃない。
    村を壊滅させたのは・・・・・・俺さ・・・・・・。
!?
フェイ「そう。
    俺がこの手で破壊したんだ。
    きっと・・・・・・
エリィ「・・・・・・破壊したって、どういうこと?
    村の人達を助けようとしたんじゃ
    なかったの?
フェイ「助けようとはしたさ。
    実際、村を襲ってたギアの
    何機かは倒せたんだ。
    でも、すぐに新手のギアから
    激しい銃撃を受けて・・・・・・
    そして友達が・・・・・・、ティモシーが
    流れ弾にやられたんだ・・・・・・。
    俺は目の前が真っ白になって・・・・・・
フェイ「それから後のことは
    よく覚えていない。
    機体が暴走した・・・・・・って
    先生は言ってた。
    気がついた時には村も村人も・・・・・・。
    アルル・・・・・・。
    いい奴だったんだ、アルルも
    ティモシーも・・・・・・みんな・・・・・・
エリィ「機体の暴走って・・・・・・ギアの?
    それで村が?
エリィ「フェイ?
フェイ「・・・・・・そうだ、ギアだ!
    最初に現れたあのギアさえ村に
    降りなければこんなことには・・・・・・!

・・・・・・クソッ、まだ追って来やがる。
アヴェ領内に入ったのにあきらめねえ。
・・・・・・よっぽど、このギアが大事

・・・・・・チッ、このままじゃ不利だ。
・・・・・・ヴァンホーテン!
・・・・・・どうした、応答しろ!
エリィ「ひ、被弾・・・・・・右上背部に被弾。
    スラスター出力減少。
    高度、維持できません。
・・・・・・くクソッ、全機降下だ。
地上で展開。応戦するぞ!
フェイ「奴等が村に来なければ、
    戦闘を始めなければ、
    俺はギアに仱毪长趣猡胜?盲俊?
    村のみんなを巻き込むことだって
    なかったんだ。
    そうだ、全て奴等のせいだ。
    俺は悪くない。
    悪いのは奴等だ。
    奴等さえやってこなけりゃ
    こんなことには・・・・・・
    奴等さえっ!
フェイ「奴等さえ!
    奴等さえ!!
    奴等さえ!!!
エリィ「いい加減にしてっ!
!?
エリィ「あなた卑怯よ!
フェイ「卑怯? 俺が?
エリィ「だってそうでしょ?
    さっきから聞いていれば
    奴等、奴等って。
    あなた自分には何の責任も無いって
    言い方してるじゃない!
フェイ「俺に責任なんて・・・・・・
エリィ「あるわ! たしかに村での戦闘の
    直接の原因はその・・・・・・ギアが
    不時着したことかもしれない。
    でもキスレブの目標はあくまで
    そのギアでしょ?
    村を侵略しに来たって訳じゃ
    ないわ。
    それをあなたがギアに仱盲?
    応戦なんかするから
    被害が拡がったんじゃないの!?
フェイ「・・・・・・・・・・・・
エリィ「だいたい、どうして仱欷猡筏胜?
    ギアに仱恧Δ胜螭皮筏郡韦瑁?
    あれは誰もが扱える機械じゃ
    ないのよ!
    訓練も受けていない民間人が仱盲?
    ちゃんと動かせる訳無いじゃない!
    それに、もっと他に・・・・・・
    村の人を避難させるとか、
    何かやることがあったはずでしょ?
    なのに自分で敵をあおっておいて
    そのあげく、出た被害は全て
    不時着したギアのせい?
    どうしてその責任を自分で
    背負おうとしないの?
    どうして他人になすりつけようと
    するのよ?
    そんなのただの逃げじゃない!
    あなたは卑怯だわっ!
フェイ「ああ、そうかもな・・・・・・
    そうさ・・・・・・、俺は卑怯者なんだよ。
    そんなことは最初からわかってるさ。
    自分の力量も知らないで、
    結果を他人のせいにして
    泣き言を言ってるだけの
    情けない男さ・・・・・・
    だけど・・・・・・
    あの時、なぜだか無性に血が騒いで
    どうしようもなかったんだ!
    自分でも他にどうしようも・・・・・・
エリィ「フェイ、わ、私・・・・・・
フェイ「うるさい!!
    お前に何が解る!?
    気がつけば周りはガレキの山、
    何が起こったか、自分が何をしたか
    なんて全く憶えちゃいない。
    なのにこの手だけにはハッキリと
    感触として残っているんだ。
    悲鳴が、血の臭いが、
    骨の砕ける音が、俺を呪う声が、
    ギアの分厚い隔壁さえ貫いて
    伝わって・・・・・・
フェイ「見ろ! この手を!
    お前にこの感触がわかるってのか!?
    声が聞こえるってのか!?
    自分の手で村を破壊した
    俺の気持ちが・・・・・・
    遺された子供達を前にして何も
    してやれなかった俺の気持ちが・・・・・・
    俺にはもう帰るところさえ・・・・・・
    誰も・・・・・・
フェイ「仱辘郡?苼ったんじゃない・・・・・・
    仕方なかったんだ・・・・・・
    あの時は仕方なかったんだよ・・・・・・
エリィ「私・・・・・・なんで、あんな事を・・・・・・。
エリィ「あなたは自分には何の責任も無いって言い方してるじゃない!
エリィ「ちがうっ!
    私何もやってない!
エリィ「あなたがギアに仱盲茝陸椁胜螭皮工毪??
    被害が拡がったんじゃないの?
エリィ「私じゃないよ!
    知らないよ!
エリィ「あれは誰もが扱える機械じゃないのよ!
エリィ「やってないっ!
エリィ「どうしてその責任を自分で背負おうとしないの!?
エリィ「私・・・・・・
    そんな力なんて・・・・・・ない
エリィ「どうして他人になすりつけようとするの!?
エリィ「そんな・・・・・・
    特別な能力なんてありません。
エリィ「あなたは卑怯だわ!
フェイ「そうさ!
    俺は卑怯者なんだよっ!
エリィ「そうね・・・・・・卑怯者・・・・・・よね。
!?
ランカー出現
エリィ「うわーーーーーーーっ!!!!
まさか!?
フェイ「エリィ!!
フェイ「エリィ、大丈夫かっ!?
    くそっ、気を失っている!
地竜ランカーとの戦闘
戦闘の途中
「フェイ~!!
シタン、ランドクラブに仱盲频菆?
シタン「フェイ! 探しましたよ。
    さあ、これを使ってください!
フェイ「な!?
    ちょっと待ってくれ!
    これをって言われても・・・
フェイ「エリィ・・・
    くそっ!
フェイ「先生! 頼みがある!
    この化けモンは俺が必ず倒す。
    だけど、もし前のように途中で
    暴走しそうになった時は、
    俺ごと撃ってくれっ!
シタン「フェイ・・・・・・
    そうならない事を
    祈ってますよ!
シタン去る
シタン「フェイ? 大丈夫ですか?
フェイ「ああ・・・・・・なんとかね。
シタン「あのランカー相手に見事なものだ。
    あいつはね、並のギアでは
    倒せない程の怪物なんですよ。
    さすがにふだんから身体を
    きたえていると・・・・・・
フェイ「先生。
    なんでこいつを撙螭扦?浚?
シタン「こいつって・・・・・・
    ヴェルトールのことですか?
フェイ「・・・・・・ヴェルトール?
    こいつは・・・・・・村を破壊した元凶の
    ギアじゃないのか。
    なんだってそんなものをわざわざ?
    俺は、ギアなんてもう二度と
    見たくなかったのに・・・・・・
シタン「気持ちはわかります。
    ですが、身を守り、生き抜く為には
    ある程度の自衛の力がなくては。
    我々のように追われる立場の者は
    なおさらね。
フェイ「身を守るためにある程度の力が
    必要だってのは俺も解ってるよ。
    たしかにこいつがなかったら、
    俺もエリィも、今頃は
    ランカーの腹ん中だったろうしな。
    だけどこいつの力は、
    ある程度なんてものじゃないだろ?
    全てを破壊してしまうような力が
    本当に必要なのか?
シタン「・・・・・・・・・・・・
フェイ「俺はそんな力、要らないよ。
    やっぱり・・・・・・ギアは好きじゃない。
シタン「フェイ。力に使われるも、
    力を使うも、それは人間の側の
    心の問題・・・・・・
    人が誤った使い方さえしなければ、
    それは良き力となり、我々を助けて
    くれるものと私は信じてます。
    それにあなたならきっと
    大丈夫ですよ。
    現にその方を助けられたでは
    ないですか。
    違いますか?
フェイ「俺だってそう思いたいさ。
    思いたいけど、思えない何かが
    あるんだよ。こいつには・・・・・・
フェイ「まあいい。
    とにかく今はエリィが
    無事だっただけで十分だ。
シタン「気がついたようですね?
エリィ「私・・・・・・
シタン「私はシタン。
    フェイの友人です。
    いやぁ、あぶないところでしたね。
    彼が助けに入らなければ、
    あなた今頃どうなっていたか。
    もっとも生身でランカーに
    挑みかかるような彼の無鉄砲さは
    いただけませんがね。
エリィ「生身で?
シタン「まぁ、おかげで万が一の時の為にと
    持ってきた物が無駄にならずに
    済みましたけど・・・・・・
エリィ「!!
シタン「キスレブ軍が落としていった物を
    拝借したんですよ。
エリィ「・・・・・・そう。
エリィ「ありがとう、フェイ。
    これで二度目ね。
フェイ「いいよ、礼は。
    その代わり一つ貸しにしとくぜ。
    な?
シタン「辺りも暗くなってきましたね。
    今日のところはここで野営にして
    明日の朝出発することにしませんか?
    ふたりとも疲れているようだし
    こいつも修理が必要なようですしね。
シタン「ダメだな。膝のアクチュエーターと
    バイパス回路が、完全にイカれて
    しまっている。
    アクチュエーターはともかく
    回路の方は交換パーツがないと・・・・・・。
シタン「おや?
    寝付けませんか?
エリィ「あ・・・・・・
シタン「無理もない。
    昼間あんな事があったばかり
    ですからね。
シタン「村が襲われた時、
    フェイが仱盲繖C体です。
    そういえば一機だけ、
    村の外れに放置されていた
    機体がありましたね・・・・・・
    ニル バイア ダース レグス?
    (あれはあなたのものですか?)

シタン「やはりそうでしたか。
    ラハンへ不時着したギア、
    姿を消したパイロット、
    それらと時を同じくして樹海を
    さまよう謎の少女・・・・・・。
    これらの関連性が無いはずがない。
    加えてその格好、
    どう見たって軍属のものですよ・・・・・・
    違いますか?
エリィ「どうして?
    あなたは一体・・・・・・
シタン「ラハンの戦闘で犠牲になった
    兵士達のIDタグを見たんですが・・・・・・
    そこにあったデザインが、
    貴方の服についているものと
    同じだったんですよ。

シタン「手厚く葬っておきましたから
    心配いりません。
    もっともここは異国の地だから
    彼等としては不服でしょうけど。
エリィ「そう・・・・・・ですか。
シタン「フェイは貴方のことは?
エリィ「多分、気づいていないと思います。
シタン「でしょうね。
    フェイはラハン以外の
    世界を知りませんからね。
エリィ「あの・・・・・・
シタン「・・・・・・ま、いいでしょう。
    お互い深い詮索は無しということに
    しておきましょうか。
エリィ「でも・・・・・・
シタン「私は、ただ他の方々より少しばかり
    世間に詳しいだけですよ。
シタン「ところで、エリィ。
    折り入って貴方にお願いが
    あるのですが・・・・・・
エリィ「・・・・・・何か?
シタン「この先を真っ直ぐ抜ければ
    街道に出ます。
    このまま・・・・・・
    フェイが眠っている間に
    我々の元を去って頂けませんか?
!?
シタン「フェイの周りで何やら
    良からぬ事が起こりつつあるような
    気がするのです。
    出来ることなら守ってやりたい・・・・・・
    不毛な争いに巻き込まれて
    欲しくないのですよ、彼には。
    それにこれは貴方の為にも
    言っているんです。
    エリィ、貴方はこんな所に
    いるべき人ではない。
    国の御家族のもとへお帰りなさい。
エリィ「あの・・・・・・、私・・・・・・
シタン「心配しなくても、フェイに
    あなたの正体を明かすような事は
    しませんよ。
    適当に・・・・・・家族が迎えに来たとでも
    言っておきますから。
エリィ「違うんです!
    私、フェイにひどい事を・・・・・・
    だから、彼に・・・・・・その・・・・・・
    ・・・・・・ごめんなさいと・・・・・・
    伝えて欲しいんです。
シタン「ひどい事?
エリィ「フェイから聞いたんです。
    私達が来たことが原因で村が
    潰滅したって。
    フェイは、奴等さえ
    来なければ・・・・・・と。
    それで私、自分の責任の重圧から
    逃れたいばっかりにフェイに
    卑怯だって言ってしまったんです。
エリィ「私があの村に不時着さえしなければ
    村は平和なままでいられたはずです。
    無関係な人達を巻き込むことも
    なかった。
    なのに私・・・・・・
シタン「珍しい方ですね、貴方は。
    あそこの人間はそういった
    ものの考え方はしなかったはずです。
    彼等にとって地上の人間は
    家畜同様・・・・・・
エリィ「『放牧者<アバル>は
     地上人<ラムズ>を管理統制し、
     その生殺与奪の権利を持つ・・・・・・』
シタン「そう、それだ。なのに貴方は
    フェイやラハン村の人々に
    対して責任を感じている。
    なぜです?
エリィ「自分でもわかりません。
    私はユーゲントで、地上人は愚かで
    野卑なものと教わりました。
    だから我々が管理する必要があると。
    ・・・・・・でも・・・・・・
シタン「実際にフェイと出会って
    感じたものはそれとは違っていた?
エリィ「ええ。
    私たちと何ら変わらない・・・・・・
    むしろ、たくましくさえ感じました。
    私達が持っていない何かを
    持っているような・・・・・・
    それに、私なんかの為に二度も
    身を挺して戦ってくれた。
シタン「あそこの人間は普通、
    そういった行為を受けることをも
    恥とするはず。
    しかし貴方はフェイに
    感謝している。
エリィ「多分、父の影響もあると思います。
    父は地上人に寛容でしたから。
    私の乳母は・・・・・・地上人なんです。
    外には隠していましたけど。
    それに・・・・・・
    私にもフェイと同じ・・・・・・
シタン「同じ?
エリィ「い、いえ。
    なんでもないんです。
シタン「なるほど。
    なんとなく理解出来ました・・・・・・
    あ、すみません。
    先程詮索しないと言ったばかり
    なのに。
    うーん、これは性分だな。
    妻にも良く言われるんですよ、
    しつこいって。
    それとあなたは口数が多いとも
    言われます。
    自分ではそんなに多いとは
    思わないんですけどね。
シタン「しかし、そういうことならなおさら
    国に帰った方がいい。
    やはりここはあなたのいるべき
    ところじゃない。
エリィ「本営には戻ります。
    でも、その後のことまでは・・・・・・
シタン「悩んでいると・・・・・・
エリィ「ええ・・・・・・。
シタン「悩むのは当然です。
    “私も以前はそうでした”。
エリィ「シタンさん・・・・・・。
シタン「フェイには上手く
    伝えておきます。
    さぁ、お行きなさい。
エリィ去る
フェイ「エリィは行ったのかい?
シタン「気付いていたんですか?
フェイ「途中からだけどね。
    聞いていたんだ、二人の話。
シタン「・・・・・・・・・・・・
フェイ「エリィは・・・・・・
    やっぱり、そうなのか?
シタン「フェイ、彼女は・・・・・・
フェイ「わかっているよ。
    エリィには何の責任も無い。
    村があんなことになったのは
    俺の責任だ。
    それを・・・・・・俺は自分の感情を
    ぶちまけて・・・・・・エリィを
    追い込んでしまってたんだな。
    謝るのは俺の方さ。
シタン「フェイ、
    自分を責めてはいけない。
    貴方にだって責任はないのですよ。
    村を守ろうとしていたのですから。
フェイ「ありがとう先生。
    ところで・・・・・・村のみんなは?
シタン「彼等のことなら妻に任せてあるので
    何の心配もいりません。
    それに妻には早々に村を離れ、
    ある場所へ行くようにも言って
    あります。
    そこならば当分安全に暮らせる
    はずです。
    今は自分のことだけ考えましょう。
フェイ「ああ。
シタン「さて、これからどうしますか?
    とりあえず森を出て砂漠の町
    ダジルにでも行ってみましょうか。
    アヴェやキスレブの動きが何かしら
    つかめるかもしれませんし、
    故障したヴェルトールのパーツも
    調達しなくてはね。
    それにあの騒ぎではアヴェ本国も
    いずれは黙っていないでしょう。

フェイ「あれは・・・・・・?
シタン「あれは・・・・・・どうやらアヴェの
    空中戦艦のようですね。
フェイ「空中戦艦?
    アヴェにそんなものがあるなんて
    聞いたことないぞ。
シタン「もちろんそんな代物はアヴェには
    ありませんよ。
    おそらくアヴェに駐留する
    ゲブラーのものでしょう。
フェイ「ゲブラー?
シタン「神聖ソラリス帝室特設外務庁・・・・・・
    通称ゲブラー。フェイも
    聞いたことぐらいはあるでしょう?
    アヴェの軍政に対して大規模な
    軍事援助をした組織のことを。
    それがゲブラーです。
    彼等がイグニスに現れたの
    ほんの数ヵ月前。
    キスレブ帝国によって劣勢に
    追い込まれていたアヴェは
    彼等の助力を得て戦況を五分にまで
    回復させた。
    そして現在着々とその領有を拡げ、
    そこに埋没している遺跡資源を
    獲得しているんです。
フェイ「爺さん達が話しているのを
    聞いたことはあるけど・・・・・・!
    もしかしてエリィは!?
シタン「多分そうでしょう。
    彼等は卓絶した科学力と軍事力を
    持った組織。
    うわさでは彼らも遺跡資源を
    獲得する為に世界規模で
    活動しているということです。
    それにしても、まさかあれほどの
    船を投入してくるとは・・・・・・。
    これは国境付近の小競り合いだけ
    では済まされなくなってきたな。
フェイ「じゃあ、あれはキスレブとの戦闘?
シタン「ええ、アヴェ領の北端で新たな
    遺跡が見つかったんです。
    約五百年前に建てられた
    神殿らしき建造物の下にね。
    ところが三週間程前にキスレブに
    その遺跡を制圧されてしまった。
    おそらくはそれをめぐっての
    争奪戦でしょう。
?陇紊?虺訾?



とまどい砂漠の街ダジル
ダジルにて
フェイ「ここが・・・・・・・、
    ダジルの街・・・・・・・。
シタン「ええ、そうですよ。
    ここが砂漠の街、ダジルです。
フェイ「活気にあふれた街だな。
シタン「ここは、アヴェにおける
    遺跡発掘の拠点ですからね。
    遺跡に眠る資源を求めて、
    各地から多くの人々が
    集まって来ているのですよ。
シタン「この街ならば、アヴェやキスレブの
    動向もつかめるでしょう。
    それにヴェルトールの修理も
    しなくてはいけませんからね。
フェイ「ヴェルトールの修理・・・・・・・。
シタン「ええ。
    壊れたパーツを交換してあげないと、
    ヴェルトールは動きませんからね。
    確か、街の南端に『教会』の工房が
    あったはずです。
    行ってみましょう、フェイ。
フェイ「そうだな。
    行こう、先生。
工房に行く
フェイ「へぇ~
    これが『教会』の工房なのかい
    先生?
シタン「ええ、そうです。
    ギアの修理を行える唯一の場所、
    それが『教会』の工房です。
    さあ、フェイ。
    ヴェルトールの修理をするのに
    必要な部品を頼みましょう。
    時は金なり、と昔から
    言いますでしょう?
    やらなくてはならないことは、
    早めに済ませてしまいましょう。
ん?
何かご用ですか?
シタン「お忙しいところを
    申し訳ありません。
    われわれのギアが
    故障してしまいまして。
    修理したいので、パーツを
    売っていただきたいのですが。
なるほど、それはお困りでしょう。
パーツの型番を教えていただけませんか?
シタン「X-29型インジェクションの
    バイパス回路に使う部品を
    探しているのですが・・・・・・・。
X-29型のインジェクション?
そんな、最新型の軍用ギアにしか
採用されていないパーツの保守部品は
この工房には置いてませんね。
そういった特殊なパーツは、
イグニスの『教会』管区本部に
発注しないと手に入らないですよ。
この工房は、民生用のギアを
補習するための施設ですから・・・・・・・
シタン「そうですか。
    お忙しいところを
    申し訳ありませんでした。
お役に立てなくて、
申し訳ない。
工房の外で
フェイ「・・・・・・・・・・・・・・
    先生、話があるんだけど、
    いいかい。
シタン「ええ。
    私はかまいませんが。 
シタン「フェイ、
    それで話とはなんでしょうか?
フェイ「・・・・・・・・・・・・・・。
    なあ、先生。ヴェルトールのことなんだけど・・・・・・・
    パーツも見つからないことだし、
    あれ、直さなくても
    いいんじゃないかなぁ。
シタン「修理しない?
    それはまた、どうしてですか。
    
フェイ「あのさ、とりあえずダジルまで   
    来れたわけだろ?
    もう、ヴェルトールは必要ないよ。
    おれ、考えたんだけどさ、
    あの事件のことぼりが冷めたら、
    ラハン村に戻って
    村の再建を手伝いたいんだ。
    今のおれが出来ることって
    それくらいだから・・・・・・・・・・・・・・。
シタン「・・・・・・・・・・・・・・そうですね。
    フェイがそうしたいのなら
    それもいいでしょう。
    しかし、ヴェルトールは
    あの場所から移しておいたほうが
    いいと思いますよ。
フェイ「あいつを動かす?
    なぜだい、先生。
シタン「これは、
    私の推測でしかないのですが・・・・・・・。
    あの晩の事件は、
    ゲブラーの特務部隊が
    キスレブ軍のギアを奪ったことが
    原因なのではないでしょうか。
フェイ「特務部隊・・・・・・・
    エリィたちのことか!
シタン「そうです。
    村で破壊された機体を調べてみて
    わかったのですが、
    ゲブラー兵の仱盲皮い骏?ⅳ?
    キスレブ製のものでした。
    それも、キスレブ軍の
    追撃部隊が仱盲皮い郡猡韦瑜辘?
    新しい技術を盛り込んだ
    機体だったのです。
フェイ「新しい技術?
シタン「私が思うに、
    ゲブラー軍特務部隊の任務は、
    新型試作機の強奪。
シタン「特務部隊の任務失敗は
    すでに王都にも
    伝わっていることでしょう。
    そして彼らは、キスレブの
    新型ギアの一部だけでも
    回収しようと、ラハン村方面へ
    調査隊を派遣するはずです。
フェイ「待ってくれ、先生!
    村にはまだ、キスレブ軍が
    いるかもしれないじゃないか!
シタン「そうです。
    そして、アヴェの調査隊と
    キスレブの追撃隊との間で
    小競り合いが起こるでしょう。
    そして、彼らが求める新型機、
    ヴェルトールが原形を
    とどめた形で放置れている
    のが見つかれば・・・・・・・
フェイ「ヴェルトールをめぐって、
    両軍が激突することになる。
    それも、ラハン村の近くで。
シタン「そういった事態を避けるためにも
    はやくヴェルトールをどこかに
    移動させた方がいいと思いますよ。
フェイ「でも、動かそうにも、直せないんじゃ・・・・・・・
シタン「確かにそうですが、
    ここでたそがれていても
    何の解決にもなりませんよ。
    幸い、ここは遺跡発掘の拠点です。
    何か情報があるかもしれません。
    案ずるより生むがやすし、です。
シタン「これはサンドバギー。
    ・・・・・・・
    そうだ、フェイ。
    ヴェルトールの部品を手に入れる、
    いい方法を思いつきましたよ。
    まずは、このバギーを
    貸してくれる人を見つけましょう。
フェイ「サンドバギー?
シタン「サンドバギーとは、
    砂漠走行用の特殊車両のことです。
    砂にタイヤをとられることなく    
    走ることが出来るので、  
    砂漠で遠出をするときには
    欠かせないものなんですよ。
フェイ「で、先生。
    そのサンドバギーとやらで
    何をするつもりなんだい?
シタン「まあ、
    私に任せておいてください。
ん?新顔さんだね。
あなたたちも、サンドバギーを
借りに来たのかい?
シタン「ええ、そのつもりです。
    お借りできますか?
もちろんだよ。
キーはさしたままだから、
すぐに使えるよ。
シタン「では、
    使わせていただきます。
シタン「フェイ、私はこれから
    砂漠へ行って、あのギアに
    使えるパーツを探してきます。
フェイ「砂漠に行く?
    先生、遺跡でも発掘するのかい?
シタン「いま、砂漠ではアヴェ軍と
    キスレブ軍がにらみあっています。
    そして、遺跡をめぐって両軍の間で
    しばしば戦闘も発生している、
    そういうウワサです。
フェイ「それとあのギアに
    何の関係があるんだい?
シタン「戦闘エリアに転がっている
    軍事用ギアのスクラップを探せば、
    探している部品も見つかるでしょう。
    それに、ヴェルトールは
    キスレブ軍が作ったギアです。
    きっと、キスレブ製のギアから
    必要な部品を回収できますよ。
フェイ「でも・・・・・・・
シタン「フェイは心配性ですね。
    成さねばならぬ、何事も。
    そんなに心配しなくても大丈夫です。
    じゃあ、フェイは
    私が帰るまで、酒場ででも時間を
    つぶしていてください。
フェイ「先生・・・・・・・
あんた、あの人を一人で
行かせてしまっていいのかい?
砂漠での紛争がおさまりつつある、
といっても、危険な場所である
ことに変わりないよ。
それに、潜砂艦に仱盲亢Yが
砂漠を旅する人を襲っている、
というウワサもあるしね。
そんな場所に、ひとりで行かせる
べきじゃないと思うけど。
砂漠にて
フェイの前をギアが通り過ぎる
フェイ「な、何だ!?
    あれはアヴェのギアか?
    ・・・・・・・
    先生が心配だな・・・・・・・
フェイ「取りあえず、
    あのギアを追ってみるか。
フェイ「先生、どこまで行っちまったんだ?
    あのギアも見失ったし・・・・・・・
フェイ「何だ?
!!
フェイ、謎の飛行物体を見る
フェイ「な、何だありゃ・・・・・・・
フェイ、ギアをまた見かける
フェイ「別部隊?
    さっきの円盤の行った方へ
    向かっているのか?
    見失わないように
    追いかけないと・・・・・・・
フェイ「どこまで続くんだ? この砂漠。
    急がないと夜になってしまう・・・・・・・
    バイク集団を見る
フェイ「いったい何が起こってるんだ?
    さっきの空飛ぶ円盤といい・・・・・・・
    先生・・・・・・・大丈夫なのか?
フェイ「・・・・・・・
    ええい!
フェイ、バイクの前に出る
うわーーーっ!!
フェイ「悪いな!
    ちょっと借りてくぜ!
フェイ、バイクを奪っていく
ま、待てぇー。

フェイ、吹き飛ばされる
ギアににらまれて逃げようとするが挟み撃ちに遭う
フェイ「な、何なんだよ、おまえら。
    た、たかだかバイク一台
    盗んだくらいでおおげさな・・・・・・・
ギアが銃で撃たれて倒れる
フェイ「あ・・・・・・・!
    
シタンがヴェルトールの中から出てくる
シタン「探しましたよ、
    フェイ。
フェイ「先生!
    大丈夫だったのか?
シタン「ええ、何とか・・・・・・・

シタン「どうやら、ゆっくり話している暇は
    無さそうですよ。
ギアが起き上がる
シタン「フェイ、早く!
フェイ「いや、でも・・・・・・・
シタン「フェイ、私では
    ヴェルトールの性能を十分に
    発揮できません、早く!
シタン、ヴェルトールから降りる
フェイ「・・・・・・・わかった。
フェイ、ヴェルトールに仱贽zむ
 
トルーパーとの戦闘
ヴェルトール操縦席にて
フェイ「何とか・・・・・・・倒せたのか?
ふははははははは
フェイ「な、何だ?
?陇文小笐椁い蛴?工胙??
     やはり抗えぬようだな。
フェイ「誰だ!
    だれだ、俺はお前をよく知っている。
    お前は殺した、あの人を。
    このひと。
    いや、殺したのは・・・・・・
    違う、僕じゃない。
    ぼくはぁぁ
    憶病者。おまえだよ。
  
フェイ「お前は・・・・・・・
    ラハンの!
シタン「やはり・・・・・・・
?陇文小肝窑膝哎椹`フ。力の求道者。
     フェイよ。
     お前の力、ラハンでとくと
     見せてもらった。
フェイ「俺の力?
    一体何のことだ?
グラーフ「我の目的遂行には
     より強大な力が必要なのだ。
     その力を目醒めさせる
     引き金として、我はかの地に
     そのギアを送り込んだ。
     お前と接触させる為にな。
フェイ「引き金だと!?
    じゃあ、あれはお前が
    仕組んだ事だったのか!?
グラーフ「そう。
     近しい者の死。
     それに対する無力な己。
     そこから生まれる哀しみ、
     心の叫び、それこそが
     力の引き金なのだ。
フェイ「その為に・・・・・・・
    俺をギアに仱护霝椁坤堡舜澶蛞uった
    というのか!?
    何故だ!
    村のみんなを犠牲にしてまで・・・・・・・
グラーフ「知らぬな。
     己が課せられた天命を全うせず、
     ただ日々暮らすばかりの
     下民外道がいくら死んだとて
     我は何も感じぬわ。
     それに忘れたか? 
     村を滅ぼしたのはお前自身では
     ないか。我は何ら手を下しては
     おらぬわ。
フェイ「違うっ!!
    俺は村を、みんなを救おうと思った
    だけだ!
    滅ぼそうなんてこれっぽちも
    思っていないっ!!
    
グラーフ「果たしてそうかな?
     お前は聞いているはずだ。自身の
     本質、破壊を欲する欲動の声をな。
フェイ「うるさいっ!
    たとえそうだとしても、
    その原因を作ったのは
    お前じゃないか!
    お前さえ来なければ、
    村はあんな事には
    ならなかったんだ!!
グラーフ「ふん。今度は転嫁か。
     成る程、いかにも
     “お前らしい”台詞だな。
     それもよかろう。
     どのみちお前の本質は
     変わらんのだ。
フェイ「くっ・・・・・・・
フェイ「俺の力が必要だと言ったな?
    力を得てどうするつもりだ!
グラーフ「知れたこと。
     母なる神を・・・・・・・
     滅ぼすのだ。
フェイ「か、神を滅ぼす?
グラーフ「そうだ神を滅ぼすのだ。
     それが我等が目的。
     我等が天命。
 
フェイ「ふざけるな!
    俺はそんなもんに手を
    貸す気はさらさらない!
    神だか何だか知らないが、
    そんなに滅ぼしたきゃお前一人で殺ればいいっ!
グラーフ「ふふふふ。
     ・・・・・・・似ておるな。父親に。
フェイ「父親?
    親父?
    お前、親父を知っているのか!?
グラーフ「あれは・・・・・・・心地よい絶叫だった。
     我は感じ入った。死の際の
     絶叫とはかくも美しいものかとな。
フェイ「親父に何をした! 
    親父との間に何があったんだ!!
グラーフ「ふん。知りたいか? 
     だが今のお前がそれを
     知ったとて、仕方の無い事だ。
フェイ「何っ!?
グラーフ「お前のその力、未だ我の
     我の目的に能わず。
     能わぬものは適うまで試練を
     与えるが道理。
フェイ「な、何だ?
ミミー出現
フェイ「!!
    何だこいつは!?
グラーフ「さあどうする?フェイ。
     ここで倒れればそれまでのこと。
     何も知らぬが故に得られる幸せも
     あろう。だが、お前が真に望むは
     そうではなかろう?
     お前が望むもの・・・・・・・真実を
     知りたくば、他を滅ぼし、己が力で
     我の高みまではいあがってみせい!
     そのときこそお前は、死への
     絶叫と引き替えに失われた全てを
     得ることになろう!!
     ふははははーっ!!
グラーフ、空へゆっくりと去っていく
フェイ「ま、待てーっ!
    まだ話は終わっちゃいないっ!!
ミミーとの戦闘
  
シタン「大丈夫ですか!?
    フェイ!
ヴェルトールのコックピットが開く
シタン「フェイ!
フェイ、ヴェルトールから出てくる
フェイ「・・・・・・・大丈夫・・・・・・・
    こいつは壊れたみたいだけど・・・・・・・
シタン「いや、無事で何よりです。
    応急修理の機体故、いきなりの戦闘に
    無理がきたのでしょう。
フェイ「・・・・・・・
シタン「フェイ?
ギアが現れる
シタン「こんな時に・・・・・・・
シタン「フェイ、 
    大人しく・・・・・・・
    ・・・・・・・?
フェイ「・・・・・・・
シタン「フェイ?
フェイ、シタン、アヴェ輸送船にのせられる

精华
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 楼主| 发表于 2004-6-22 03:03  ·  广东 | 显示全部楼层
襲撃!熱砂のシャチ
アヴェ輸送船内にて
フェイの夢
フェイ「んっ?
グラーフ「我らが一つとなれば・・・・・・
カーン「このような形で貴様と再会するとはなぁ・・・・・・
    これも定めか・・・・・・
    皮肉なものだ・・・・・・
カーン「だが、こやつだけは渡すわけにはゆかん。
イド「ふっ
カーン「たとえこの身砕けようともな。
シタン「どうですか? フェイ?
    ちゃんとやすめましたか?
フェイ「・・・・・・・え?
    ああ・・・・・・・まぁ・・・・・・・
シタン「いやぁ、
    うかつと言えば、うかつでした。
    キスレブの極秘試製機じゃ、
    アヴェ側も当然血まなこで
    探していたんでしょう。
シタン「フェイ?
    怪我でもしました? 
    元気ないですね?
フェイ「いや・・・・・・・
    ちょっと・・・・・・・ね・・・・・・・
シタン「・・・・・・・あの?陇文小?
    ・・・・・・・あなたのお父さんがどうとか
    言っていた、そのことですか・・・・・・・
フェイ「ああ、それもあるけど・・・・・・・
フェイ「それよりも奴のいったこと・・・・・・・
    ラハン村の・・・・・・・あの事が、
    俺をギアに仱护毪郡幛?
    仕組まれた事だったってのが、
    気になって・・・・・・・
シタンに話しかける
シタン「あなたをギアに仱护毪郡幛?#12539;・・・・・・
    ですか・・・・・・・
フェイ「先生、俺は村が無くなるまで、
    自分自身に何の疑問も抱かず
    暮らしてきた。
    でも、今は違う。
    俺は・・・・・・・自分が何者なのか知りたい。
    こんな気持ちは初めてだ・・・・・・・
シタンに再び話しかける  
シタン「何か事を起こすにしても、
    囚われの身ではどうしようも
    ありませんよ。
    とにかくもう少し休みましょう。
    そうすれば、
    いくらか気持ちの整理もつくでしょう。
そうだな、休もう。
もう少し話したい。
シタンに話しかける
シタン「とにかく今は休みましょう。
そうだな、休もう。
もう少し話したい。
シタンに話しかける
シタン「とにかく今は休みましょう。
そうだな、休もう。
もう少し話したい。
                 
ビンゴ! 
情報通りだな。アヴェの輸送船・・・・・・か
載ってる奴は・・・・・・
間違いない!
キスレブの新型! 例の強奪された奴だ!
どっちにしろ、
シャーカーンの野郎に
みすみす渡すこたぁ、無い、な・・・・・・
ラトリーン!
A砲塔<アントン>とB砲塔<ベルタ>、
ハッチ開放から方位盤作動まで
20秒でいけます!
バンス!
流砂サウンド以外、な~んも聞こえません。
怪しい電波も無し!
マルセイユ!
ミロクの大将の小隊が
既にカタパルト下で待機中、
浮上後1分で全機展開できます!
よぅっし!
バトコンレベル1発令!
表層打撃戦区、ようそろ!
砂雷戦区、ようそろ!
対ギア戦区、ようそろ!
航法区、機関区、ようそろ!
わ、若!
何事でございますか?
い、今の警報は・・・・・・
若! お待ち下さい!
全艦戦闘配置!
浮上航行、排砂ポンプ始動!
浮上と同時に右舷同行砲戦に入る!
若!!  
わ、若!!
ツリムを右寄りにとれ!
上は風が強い、あおられるぞ!
・・・・・・ジェリコ! 舵をこっちに渡せ!
シタン「あ、あれは・・・・・・
シタン「・・・・・・砂潜艦・・・・・・
    噂の砂漠の海伽??
交互射撃初弾
A<アントン>B<ベルタ>共に狭叉!
修正値計算中!
よっしゃあぁぁ!
第二射から
斉射<サルヴォー>に切り替え!
奴の足を止める。
ケツを思いっきりひっぱたいてやれ!
お待ちください、若!
ひょっとしてあれは軍艦にあらず、
徴用船では・・・・・・?
だまってろ、爺!
軍艦であろうとなかろうと、
新型のギアを積んでいることに
変わりはねぇ!
ラトリーン!
派手に叩き込んでやれ!!
シタン「なんと!
シタン「このかたむき具合から察するに・・・
    どうやら砲撃で船底に
    大穴が開いちゃったにたいですね。
    このままでは沈没します。
    おそらく数分のうちに。
フェイ「数分・・・・・・
    先生!!
シタン「鍵が・・・・・・
    おーいだれか・・・・・・
    うわ!!
フェイ「行こう、先生。
  部屋を出る
シタン「隔壁の右手に防砂扉のスイッチが!
    でも、一度閉めたら開かないから
    気をつけて!
もたもたしないと(実際には表示されない)
もたもたしていると(実際には表示されない)
クレーンの場所にでる
フェイ「先生!?先生は!?
シタン「聞こえますか! フェイ!
    今からクレーンをヴェルトールの
    コクピットへ向けます・・・・・・
    クレーン伝いにヴェルトールへ!
    急いで!埋まっちゃいますよ!
フェイ「・・・・・・わかった、
    終わったら先生も急いで上に!
クレーンを降りる
   
フェイ「また、お前に仱毪?#12539;・・・・・
    腐れ縁だな。
フェイ「先生! 早く!
シタン「よっと・・・・・・
シタン「おっとと・・・・・・
フェイ「先生!大丈夫か!
シタン「はっはっは、・・・・・・
    なんだか三半規管に一生分の仕事を
    させちゃったみたいで・・・・・・
フェイ「すまない、
    コクピット開ける暇が無くて・・・・・・
    本当に大丈夫か? 先生?
シタン「いやいや、冗談ですよフェイ。
    掌でも、なかなかの仱晷牡丐扦筏俊?
    さすがはキスレブの極秘試製機。
フェイ「ああ、立ち上げるときに
    環境対応システム起動とか、
    ホバリング自重軽減化とか・・・・・・
    何か勝手に色々やってた。
シタン「ほう・・・・・・?
    やはり・・・・・・
友達甲斐の無い連中だな、お前ら!
シタン「・・・・・・?
フェイ「!!?・・・・・・
自分らだけ
ギアで逃げ出そうなんてぇーのは、
男らしくねぇぜ?
フェイ「ま、待ってくれ!
    俺達はアヴェの
    軍人じゃないんだっ!
海佟袱栅蟆¥猡Δ沥盲去蕙筏?
   命ごいはできねえのかよ?
   アヴェの船から飛び出しといて
   アヴェの軍人じゃないだと?
   ふざけんじゃねえ!
フェイ「本当に違うんだ!
海佟弗?`っ、情けねえヤツ!
   てめぇも軍人のはしくれなら
   男らしく勝負したらどうだ!?
フェイ「だからそうじゃないんだって!
    やめてくれ!
    俺は戦いたくない!
海佟袱ⅳ?欷骏浈膜馈ⅳ蓼姥预Δ??
   四の五の言ってねえで、さっさと
   そのギアを置いて帰っちまえ!
   海伽??膜蚴藪欷堡?
海佟袱郅Γ俊√婴惭?胃瞍摔稀?
   ちったぁやるじゃねぇか。
   ・・・・・・なるほど、全環境対応型・・・・・・
   そいつのおかげってヤツか?
   こいつは、ますます
   欲しくなったぜえ!
ブリガンディアと戦闘
フェイ「!?
海佟袱ⅳ茫 ·筏蓼盲浚。?
海佟袱?饯谩?长趣筏郡长趣?  ?
   戦闘に夢中になってるうちに
   流砂につかまっちまったか!!
海佟袱盲郡?ⅳ皮幛à韦护い坤?椁剩?
   後で、とっちめてやるから
   覚悟しとけ!!
フェイ「何でだよ!




脱出、大鍾乳洞!地底の隠者
大鍾乳洞にて
「ほら、さっさと降りてこい!
 命までは取らねぇ。
 ただし、このギアは置いて
 いって・・・・・・アレ?
「ハァ?
 お前、アヴェ軍の
 人間じゃねぇのか ?
フェイ「だからさっき通信で違うと言った。
    少しも耳を貸さなかったのは
    そっちだろ?
「はっはっはー。わりぃ、わりぃ。
 そういやぁそんなこと言ってたっけ。
 ちょっと、はやっちまってさ、
 いやー敵かと思ったんだ。
 あー、オホン。
 俺はバルト。
 この辺りを縄張りにしている海伽馈?
フェイ「俺はフェイ。
    訳のわからないままアヴェの輸送船に
    押し込まれて収容施設送りに
    されるところだったんだ。
    そこへさっきの騒動さ。
    まあ、何にせよ助かったよ。
バルト「そうか。
    しっかしお前さんみたいな民間人が
    軍用ギアに仱盲皮い毪郡·省?
    しかもこいつは
    見たこともない新型じゃねぇか?
    
フェイ「色々あったんだよ。
    別に好きで仱盲皮い朐Uじゃない。
  
フェイ「それにしてもここはどこだ?
    なんかえらいところに落っこちた
    みたいだな。
    砂漠海の地下にこんな巨大な洞窟が
    あるなんて聞いたこともない。
バルト「はぁ?
    お前何にもしらねぇんだな。
    いったい、どこの出だ?
    あのな、砂漠海ったって
    それは地表表層部数百シャール程度を
    覆っているに過ぎねぇんだ。
    そっから下はこういった
    火山性岩盤の地層なんだよ。
フェイ「やれやれ、
    樹海、砂漠ときて、
    次は鍾乳洞か・・・・・・
バルト「何だって?
フェイ「いや、
    なんでもないよ・・・・・・
バルト「しかしまいったなぁ。
    見ろよ、落ちてきた地表の穴が
    なくなっちまってる。
    こりゃ別の出口をさがさねぇとな。
    しばらくの間、休戦とするか?
    とりあえずは、出口を探して
    外に出ないとな。
フェイ「そうだな。
    まずは、出口か。
    とにかく、進むか・・・・・・
ユグドラシル甲板にて
はぁ助かった・・・・・・
砂漠で日干しはご免だもんなぁ・・・・・・
おい、そこ、
疲れてとこ悪いが、
それより先に行かないでくれ!
うるせぇ!
人のフネ沈めといて、
勝手こいてんじゃねーぞ!
やかましい!
助けてもらっただけでも  
ありがてぇと思え!
あのぉ
断末魔の方! 手足のちぎれかけた方!
今すぐ開腹処置の必要な方!
いませんかぁ・・・・・・
くすん、居ないのぉ・・・・・・つまんない・・・・・・
シタン「なるほど・・・・・・
    やたらと撃ちまくっている訳じゃ
    ないんですね。
    あなたの“若”くんは
    シグルド。
シグルド「あれでもちゃんと計算はしている・・・・・・
     らしい・・・・・・
     今回も死人はなさそうだしな。
シグルド卿!    
アヴェ艦の兵士、物資の回収は
ほぼ終了しました。
若の行方は未だ不明です。
ミクロの大将の小隊が
もう一回りしてみる、との事です。
シグルド「わかった。よろしく頼む。
 
アイ、サー!
じゃ、俺も頭数なんで、失礼します。
シタン「で、肝心のその“若”くんの行方は?
シグルド「あのギアの奴と一緒に、勢い余って
     地下鍾乳洞に落っこちたらしい。
     ま、昔の発掘現場のあたりだし、
     自力で出てくるだろうが・・・・・・
     とにかくある程度探したら、
     先に合流地点に行って待ってるさ。
シタン「信頼してるんですね・・・・・・
シグルド「信用は、して無いがな。
シグルド「しかし、偶然とはいえ、
     選りに選って“お前”とここで
     出会うとはな・・・・・・
シタン「偶然ではありません。
    必然です。恐らく。
シグルド「・・・・・・ヒュウガ・・・・・・
     ・・・・・・何が始まるというんだ?
大鍾乳洞にて
     
大岩前に行く
バルト「センサーが反応している。
    どうやら、この向こう側にかなり 
    大きな空洞があるみたいだな。
    この岩、なんとかすりゃ・・・・・・
    といっても、壊せそうにねぇか。
フェイ「とりあえず、
    そうだな、押してみるか・・・・・・。
   フェイ、ギアで大岩を押す
バルト「おいおい、
    そりゃいくら何でも・・・・・・
フェイ「なにやってんだ、
    さっさと手伝え!!
大岩を落とす
フェイ「二人でやれば
    なんとかなるもんだな。
    こんな調子で、さっさとこんな
    ところから出ようぜ。
バルト「こっちは膝関節の流体パイプの
    具合がやばくなりかけてるって
    のによ。
    これも上から落ちたうえに、
    あんなバカデカイ岩を押した
    せいだ。
    こんなだだっ広い洞窟の奥で故障だ
    なんてシャレんなんねぇぜ。
フェイ「仲間の救助はないのか?
バルト「待つだけ無駄。
    こねーよ、多分。
フェイ「そんな、仲間だろ!
バルト「放任***だからな、うちは。
    自力で脱出してくると
    思ってるよ。
フェイ「先生、大丈夫かな?
バルト「お前と一緒にいた奴だったら
    全然、心配ねぇよ。
    今頃うちの連中に救助されてるよ。
フェイ「・・・・・・。
バルト「なんだよ?
フェイ「・・・・・・。
    あんたが人の話を聞いていれば、
    こんなとこに落ちずにすんだのにな。
バルト「俺の所為にすんじゃねぇよ!
    お前がとっとと降伏してりゃあ
    良かったんだ。
    ったく、それをマジになって
    応戦なんてしやがって。
    俺は、お前が仱盲皮毪饯い膜丹?
    いただけりゃ良かったんだからよ。
フェイ「無茶言うなよ!
    問答無用でかかってこられたら
    他にどうしようもないだろ?
    本気で応戦しなきゃ
    やられるかと思ったんだ。
バルト「俺は手加減してたぜ?
    それが判らねぇたぁ、
    お前、割とぬるいねぇ。
フェイ「嘘つけ。
    そっちだって
    本気だったくせに。
バルト「んだとぉ! 上等じゃねぇかっ!
    今ここでケリ付けてやる! 
    構えやがれ!
フェイ「・・・・・・。
バルト「ちょっと待て!
    まず、ここで決着を
    付けるのが先だ!
    俺は白?膜堡胜?銡荬?
    すまない質なんだよ!
フェイ「しばらく休戦するんだろう?
    それに、ここを出るのが先だ。
    表に出てからだったら、
    いくらでも相手をしてやるよ。
    先を急ぐぞ。
バルト「いけ好かない奴だな・・・・・・。
    ちっきしょう!
    外に出たら、覚えとけよ。
鍾乳洞テラスにて
バルト「おい、まさか・・・・・・
    こんなところに人が
    住んでいるってのか?
    ちょっと行って見ようぜ。
バルタザールの住居にて
バルト「おい、フェイ!
    こんなとこに
    ホントに人が住んでいるぞ。
「ほう、珍しくギアの足音がすると
 思っておったら、お主らのギアか。
 まぁ、遠慮せずに奥に入って
 きなさい。
ひさびさの客人だな。
どうした、若いの?
上から落ちてきたのかい?
バルト「ま、そんなとこだ。
そうか・・・・・・
気の毒にのぅ。
足音から察するに、2人とも
なかなかいいギアに
仱盲趣毪瑜Δ坤?#12539;・・・・・
足の調子が悪そうだな。
フェイ「は?
    爺さんは足音だけで
    調子がわかるのか?
はっはっは。
ギアの調子の聞き分けなんぞ
容易いことだよ。
察するに、片方のギアは関節の
流体パイプあたりがやられている
ようだな。
バタついた嫌な音を出している。
それでは、歩き辛かろう。
あとな、わしの名は
バルタザールだ。
まあ、爺さんでも構わんが・・・・・・
バルト「ほう。
    こりゃ、相当の
    物好きのようだな。
バルト「ところで、爺さんは
    なぜこんな所にいるんだ?
バル爺「物探しと言ったところかな。
    この穴の中にはいろんな物が
    落ちているからな。
バルト「物探しねぇ。
    ご苦労なこった。
バルト「そこの棚に並んでるのが
    その収穫かい?
バル爺「化石のことか?
    まぁ、物探しの一つは
    それのことだ。
    ちょっと、眺めてみるといい。
バル爺「この辺りを発掘すると
    古代の機械や、人やら動物の
    化石が出てくるんだよ。
    どうだ、この棚を見て
    何か気付かんか?
    左側が一番古い年代で、
    右に行く程新しくなっている。
バルト「爺さん考古学が専門か?
    しかし気付かないか、と
    言われてもなぁ。
    俺にはどうも只の骨の化石にしか
    見えん。
    フェイ、
    お前は、どうだ?
フェイ「・・・・・・そうだな
    まず、ここまでには
    人骨がない。
    それに、ここより右は微妙に
    何かが違う・・・・・・
    そんな気がする。
バル爺「そう、ある一定の年代を境に
    ぱったりと人骨が
    出土しなくなるのだ。
    およそ一万年前を境にな。
バルト「どういうこった?
    そりゃ?
バル爺「わしに聞かれてもな。
    答えようがないわ。
    ひょっとすると、
    それ以前のこの世界には、
    人は全く存在してなかった
    のかもしれんな。
バルト「そんなことがあるのかよ。
    進化の系譜って奴は
    どうなるんだ?
バル爺「『教会』の唱える進化論か?
    そんなもんは、
    あてにせん方がいい。
    わしは口碑伝承や
    神話の方を信じるよ。
フェイ「口碑伝承?
    神話?
バル爺「知らんのか?
    こんな話だ。
バル爺「かつて人は神と共に天空にあり、
    常春の楽園で
    暮らしていたという。
    そこでは、神の庇護により、
    死の恐怖に怯えることも、
    自然の驚異にさらされることも
    なかったそうだ。
    だがある日、
    人は神の禁断の果実を口にした。
    それにより人は卓絶した知恵を
    得るに至ったが、神にその罪を
    問われ、楽園より放逐される
    こととなった。
    楽園から放逐された人は、
    神の仕打ちを憎み、
    禁断の果実から獲た知恵を使い、
    巨人を創り神に戦いを挑んだ。
    戦いを挑んだ人は
    神の怒りによって滅びたが、
    神もまた無傷ではすまなかった。
    傷ついた神は楽園共々
    その身を大海深くに沈め、
    永い眠りについた。
    眠りにつく前、
    神はその残された力で、
    心義しき人達をこの地上に
    住まわされた。
    その人々が我々の祖先・・・・・・
    という話だ。
バル爺「まぁ、無駄話は
    これくらいにしておくか。
フェイ「ところで、この洞窟の・・・・・・ 
バル爺「出口か?
    出口だったら、あの防砂壁の
    先にある発掘場を抜ければ
    外へ出ることが出来るが。
バルト「防砂壁?
    ここの入口から見える
    あのでかい壁のことかい?
バル爺「ああ、そうとも。    
    あの壁の向こうに
    アヴェの発掘場がある。
    だが、もう発掘はしてないがな。
    アヴェの連中が発掘してた時、
    上からの砂の進入を防ぐために
    造った大きな壁だ。
フェイ「それで、あのでかいのは
    どうすれば開くんだ?
バルト「壁なんて
    壊しちまえば
    いいだろう。
バル爺「おいおい、待ちなさい。
    いくらいいギアに仱盲皮?盲皮狻?
    あの壁は壊せんよ。
    あれは、よく出来てるからな。
    ううむ、   
    ひとつ取引せんか?
    
バルト「取引だって?
バル爺「壁が閉まってるのは、
    降砂センサーが反応したからだ。
    おかげでわしは
    向こう側の発掘場に行けなく
    なってしまった。
    多分、お主らが砂と一緒に
    落ちてきたせいだろう。
    大方、上で二人で暴れていた
    のではないか?
フェイ「なんでも、お見通しか?
    で、なにをすれば
    いいんだい?
バル爺「なぁに、簡単なことだ。
    降砂センサーのスイッチを
    切ってきてくればいい。
    そうすれば、あの壁は
    二度と閉まらなくなる。
    お主らが止めに行ってる間に、
    あの壁は開けておいてやろう。
フェイ「ああ、
    わかったよ。
バル爺「センサーは二ヶ所ある。
    赤く点滅しておる。
    よろしくな。
フェイ「行くぞ、
    バルト。
バル爺「ちょっと待ちなさい。
    ギアの燃料やパーツだったら
    わけてあげられるぞ。
    いつでも声をかけなさい。
バルト「悪いな爺さん。
    さてと、仕事を
    片付けてくるとするか。
降砂センサーを切って戻ってくると
バル爺「おう、ちょうど今から
    防砂壁が開くところだ。
防砂壁が開く
フェイ「やるもんだな、爺さん。
バル爺「取引、終了だな。
バルト「あのな、爺さん
    少し聞きたいことが
    あるんだけどな。
バル爺「何をだ?
バルト「この世界のどこかには、
    全てのギアを超越する、
    太古の昔に創られた神のギアが
    眠っているって話を
    聞いたことがある。
    それについて何か知らないか?
バル爺「神の知恵を使い創られた人造神。
    その力は一騎当千、
    腕の一振りで街を消し去り、
    その雄叫びは天まで轟く。
    『ギア・バーラー』のことか?
バルト「知っているのか!?
    それって、もしかしてさっきの話に
    出てきた神と戦ったっていう・・・・・・
バル爺「やれやれ、お主もか?
    あんなもの、人心をあおる為に
    作り上げられた話、
    それこそ伝承だ。
    “そんなもの”在りはせん。
バル爺「さて、お主らのギアの調子でも
    見てやるとするか。
    小一時間で終わるだろう。
    少々待っていなさい。
バルト「お、おい、ちょっと待ってくれ!
    ああ・・・、行っちまった・・・。
フェイ「なぁ、バルト。
    さっきの話の神のギアって、
    地中に埋まっているものなのか?
バルト「俺の聞いた話では、
    そうらしいぜ。
フェイ「俺達の使っているギアも 
    そのうちの一体なんだろうか?
バルト「いくらなんでも、
    そりゃないんじゃねーか?
フェイ「?
バルト「発掘されているギアは
    せいぜい数百年前の物なんだ。
    とてもじゃないが、
    伝承に出てくる様な
    大昔のもんじゃない。
フェイ「じゃあなんで地中に・・・・・・
バルト「知らねぇよ。
    それについての記録もないしな。
    ただ・・・・・・
フェイ「ただ?
バルト「大規模な戦争後に埋没した
    ってことは確からしい。
    ほとんどの機体の装甲板に
    銃創が刻まれていることからも
    それは確実だ。
フェイ「記録がないって、
    数百年前の記録が?
    それ以前のものも?
バルト「ああ、どちらもな。
    もっともその辺りの
    記録に関しては『教会』が
    管理しているからな。
    ひょっとすると大昔のものも
    あるのかもしれない・・・・・・
    “俺達が手にすることが
    出来る歴史ってのはわずか”
    なのさ。
バルト「ところで、フェイ、
    あの爺さん、お前はどう思う?
フェイ「どうって・・・・・・
バルト「あんな年寄りが一人きりで
    こんな放棄された洞窟ん中で
    一体何をしているんだ?
フェイ「さあな。
    やっぱり、太古のギアでも
    掘り起こしてるんじゃないのか?
バルト「やっぱり、
    お前もそう思うか!
フェイ「おいおい、
    俺は冗談で言っただけだぜ。
    そんなこと真に受けるなよ。
    所詮、伝承だろ。
バルト「いや、きっとあの爺さんは
    手がかりつかんでたり・・・・・・
バル爺「こ、こいつは・・・・・・
フェイ「??
バルト「どうした?
    爺さん!
バル爺「お、お主のギアか?
    こいつは?
フェイ「ああ。
    まぁ一応そうだけど・・・・・・
バル爺「お主、
    こいつをどこでてにいれた!?
フェイ「俺はそいつを
    拝借しているだけなんだ。
 
   こいつは・・・・・・
   神を滅ぼす者の憑代・・・・・・
フェイ「ち、ちょっと待ってくれ!
    爺さん、今なんて言った!?
バル爺「な、何でもない!
    何も言っとりはせん!!
フェイ「いや!
    今確かに聴こえたぞ!
    神を滅ぼすとか・・・・・・
    おい、そう言ったんだろ!
    爺さん!!
バル爺「ギ、ギアは修理した。
    もうお前さん達は
    ここに用は無いはずだ!
    わしは具合が悪い。
    とっとと出ていけ!
フェイ「出てけって・・・・・・
    あっ!お、おい爺さん!!
バルタザールの住居から出て行く
カラミティを見る
カラミティとの戦闘
バルト「ふう。この野郎脅かしやがって。
    とんだ見かけ倒しだったな。
    なあフェイ?
フェイ「・・・・・・・・・・・・
バルト「さて・・・と。どうやらこの先が出口
    のようだぜ。こんな辛気くさい  
    洞窟とは、さっさとおさらばだ・・・
バルトが後ろを向くと、カラミティが起き上がる
フェイ「!?
バルト「な、何!?
フェイ「どいてろ!
    バルトっ!!
フェイが妙な技を繰り出す
バルト「お、おい・・・・・・。
    今、何やったんだ・・・・・・?
    お前?
フェイ「・・・・・・
バルト「おいっ!!
フェイ「・・・・・・あ?
バルト「あ?・・・・・・じゃねぇよ。
    今のは一体何なんだよ?
フェイ「・・・・・・いや
    ・・・・・・俺にもわからない。
バルト「凄ぇじゃねぇか。今の攻撃は。
    あのデカ物が一瞬で
    消し飛んだんだぜ?
    あーいうのはもっと早く
    出してくれよ。
フェイ「俺は・・・・・・あんな技は知らない・・・
    何故出せたのかも
    判らないんだ。
バルト「ふーん。まぁ、そんなこと
    どっちだっていいじゃねぇか。
    とにかく助かったぜ。
フェイ「・・・・・・・・・
バルト「邪魔者も片づいた事だし、
    出ようぜ、フェイ。
外に出る
バルト「へぇー。
    こんなとこに
    出るとはな・・・・・・。
フェイ「ここは一体
    どこになるんだ?
バルト「双子の山が
    遠くの方に微かに見えるだろう。
    そこがアヴェ王都ブレイダブリクと
    ファティマ城。
    もっとも現在王様はいないがな。
    ま、俺達の故郷だ。
フェイ「故郷か・・・・・・。
バルト「そろそろ決着を
    付けるとするか
    と、いきたいところだが、
    アヴェからの距離を考えると
    捕まっちまうな。
フェイ「・・・・・・。
バルト「そんな嫌な顔しなさんなって。
    お前さんの仲間に
    会わせてやんないとな。
    事前に決めてあった
    ユグドラとの合流地点は
    すぐそこだ。
    すぐ会わせてやるよ。

精华
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 楼主| 发表于 2004-6-22 03:04  ·  广东 | 显示全部楼层
海佶ⅴ弗葢椁?碛伞⑺坤汤碛?
ユグドラシル内にて
シタン「やあ、フェイ。
    よく無事で・・・・・・!!
    心配したんですよ。
フェイ「先生・・・・・・。
潜砂艦“ユグドラシル”へようこそ。
私は執事のメイソンでございます。
先程はとんだ失礼を致しました。
バルトが来る
執事メイソン「既に自己紹介はお済みのこととは
       存じますが、改めて
       紹介させていただきましょう。
       我等、潜砂海伽沃?
       バルトロメイ様でございます。
執事メイソン「ところで若、ちゃんと
       フェイ様には
       おわびになられたでしょうね?
バルト「え? あ、ああ・・・・・・。
    ちゃんと『悪い』って言ったぜ・・・・・・
    なぁ?
 
・・・・・・。
まったく・・・・・・。
何かあってから『悪い』では
通りませんよ、若。
副長「申し遅れました。
   私はこの潜砂艦の副長で
   “シグルド”と申します。
メイソン「では、何かお望みがあれば、
     遠慮なくお申し付け下さい。
 
バルト「ってわけだ。
    勘弁しろよなっ!!
シグルド「こらっ、若、
     おいたが過ぎますよ。
いててて!!
耳、ひっぱっんなって!
シタン「それじゃあ私達は到着まで
    船室へ行きましょうか。
    これが結構快適に作られていてね。
    居心地がいいんです。
フェイ「・・・・・・。
シタン「どうしたんです?
    元気ないですね?
フェイ「いや・・・・・・
    ちょっと・・・・・・
シタン「何かあったんですか?
フェイ「何でもないよ。
ユグドラシル操縦室にて
バルト「もうすぐオレのアジトだ!
シグルド「もうすぐアジトに着く。
     補給・整備のために
     しばらく停泊することになろう。
ユグドラシルバルトのアジトにむかう
バルトのアジトのドックにて
若っ、            おかえりぃ~!
おかえりなせぇ!       若ぁ~!
おかえりなさい!
おかえりなさい!
おかえりなさい!
おかえりなさい!
若ぁ~!
おみやげはぁ?
バルト「おうっ!
    新型のギア一機に
    助っ人二人ってとこかな。
えーっ!
ギアなんかつまんないよ~。
もっとめずらしいもん
ないのぉ~?
バルト「そういうだろうと
    思ってな・・・・・・。
バルト「ほら!
    砂漠の下の鍾乳洞で
    見つけたコハクだ。
    虫が入ってて
    珍しいだろ?
わ~い!
若、ありがとう!
ボクらはコハクを手に入れた!
ナンチャッテ!
  
行こう!
みんなに自慢しなくちゃ!
バルト「さて、と。
    オレはもうちっとギアを
    いじってるから・・・・・・、
    フェイと先生は
    爺のお茶でも飲んで
    ゆっくりしててくれ。
バルト「爺、よろしくな。
メイソン「ささ、こちらへ。
メイソンに連れられて食堂へ行途中
メイソン「ここが居住区で
     ございます。
メイソンエレベーターを降りる
  
メイソン「こちらへ。
 
食堂にて
メイソン「食堂でございます。
     粗末なところで
     申し訳ありません。
階段を上がる
メイソン「こちらへどうぞ。
フェイ、シタン椅子に座る
メイソン「当家自慢の
     お茶でもいかがですかな?
     フェイ様、シタン様。
メイソンお茶を注ぐ
    
シタンお茶を飲む
メイソン「いやはや、
     同じ年頃のお客人は珍しいとあって
     若のはしゃぐ事、はしゃぐ事。
     世が世なら若も
     砂漠の上暮らしなどでなく
     王宮で賑やかに・・・・・・。
シタン「王宮?
    では、あの少年は
    旧ファティマ王朝の・・・・・・?
メイソン「はっ?
メイソン「い、いえ・・・・・・、
     おれは年寄りのおしゃべりが
     過ぎましたかな、ははは・・・・・・。
シタン「いえ、先程の片目の少年には
    そこはかとない気品が
    ありましたからね。
メイソン「むむむ・・・・・・。
     よくぞ言って下さった!
メイソン「よろしい、
     お話ししましょう。
     あれこそ憎き
     宰相シャーカーンに滅ぼされた、
     誇り高きファティマ王朝
     最後の忘れ形見、
     “バルトロメイ・
         ファティマ殿下”
     でございます。
シタン「バルトロメイ?
    エドバルト4世の
    世継ぎ・・・・・・。
    確か、バルトロメイ王子は
    12年前、病死と報じられた
    はずですが・・・?
メイソン「はい、表向きには。
     ですが真相は違うのです。
     若は、王亡き後
     アヴェの実権を握った
     シャーカーンによって
     幽閉されていたのです。
     その若を我々がお救いしたので
     ございます。
シタン「しかし、なんでまた
    正当継承権を持つ王子が
    海傩袨椁胜嗓?#12539;・・・・・?
メイソン「・・・・・・・・・。
     
メイソン「我々はこの地に落ち延びてから
     ただ若がご立派に成長なされる
     ことだけを望んでまいりました。
シタン「王位の復権よりも
    ですか?
メイソン「そうでございます。
     もちろん、いつの日にか
     再び復権を・・・・・・と願っていなかった
     といえば嘘になりましょう。
     実際、そのための準備も
     してまいりました。
シタン「その一環が
    海傩袨椁扦ⅳ?#12539;・・・・・と。
メイソン「はい。
     しかし、これには
     理由がありまして・・・・・・。
メイソン「アヴェ、キスレブ共に
     遺跡発掘に一意専心。
     その力は日増しに強大になって
     ゆきました。
     このままでは同志達の助力を得て
     反乱を起こしたとしても、
     シャーカーンが掌握する近衛部隊に
     よって鎮圧されるは必定。
     我々にも力が必要でした。
     ユグドラシルを使い
     遺跡発掘を試みたのですが、
     思うになりませんでした。
     もとより遺跡発掘には多大な時間と
     人と資金が必要。
     いかに潜砂艦といえど
     砂中に埋もれる小さな遺物を
     発見するのが
     関の山だったのです。
シタン「それで海傩袨椁?#12539;・・・・・。
メイソン「遺跡技術はアヴェ、
     キスレブどちらの手に渡っても
     相手を制圧する戦力となります。
     両国間の軍事力の均衡をはかりつつ
     新たな戦力を削ぐ・・・・・・という
     若の発案に賛同したのです。
シタン「手ずから遺跡を発掘するよりも
    横からかすめ取る方が
    遥に効率が良い・・・・・・、
    という訳ですか。
メイソン「無論、略奪という行為
     それ自体は許されないこと
     なのでしょう。
     が、しかし、
     アヴェを、
     イグニスを、
     このままにしてはおけない・・・・・・、
     というのは
     独善的でしょうか?
シタン「それについては私達外部の者が
    とやかく言えることではありません。
    ただ、お話をうかがうに
    あなた方のやっておられる事は
    結果的に良きこととなるのでしょう。 
    ここの子供達を見れば分かりますよ。
メイソン「そう言って頂けると
     癒されます。
メイソン「ところでお茶のおかわりは
     いかがで?
シタン「ああ、どうも。
    いただきます。
メイソンお茶を注ぐ
シタンお茶を飲む
シタン「先程、戦力が
    整いつつあるとおっしゃったが、
    何故事を実行に移さないのです?
   
メイソン「マルー様さえ幽閉されて
     いなければ、サイは
     投げられていたはずなのです。
シタン「その方、
    ひょっとしてニサンの・・・・・・?
メイソン「よくご存じで。
     ニサン法皇府の教母
     マルグレーテ様、
     若の従妹にあたる方で
     ございます。
シタン「そのニサンの教母を
    何故シャーカーンが?
メイソン「“ファティマの碧玉”で
     ございます。
シタン「あの至宝の在処を
    示したといわれる
    碧玉の事ですか?
メイソン「シタン様はあらゆる事を
     ご存知なのですね?
     いやはや感服いたします。
     メイソンお茶を注ごうとする
     

メイソン「爺の紅茶は
     お口に合いませんでしたかな、
     フェイ殿?
フェイ「いや、そんなことないけど。
メイソン「至宝といっても、
     全体どういったものなのかは
     私共にも皆目判らないのです。
     ただ、王国の危局を救う力を
     封じられた至宝・・・・・・とだけ
     伝えられております。
シタン「マルグレーテ殿が
    その在処を記した碧玉を
    お持ちなんですね?
メイソン「正確にはその半片です。
     若とマルー様、それぞれが
     碧玉の片方づつを持っておられ、
     それが二つ揃わなければ
     至宝の在処は判らないのです。
シタン「その碧玉ですけど、
    具体的にどういった物なのですか?
    半片の碧玉という言葉から
    宝石か首飾りのような物を
    連想するのですが・・・・・・?
メイソン「実は、その実体は
     アヴェ・ニサン代々の継承者、
     すなわち若とマルー様にしか
     知らされていないのです。
シタン「なうほど、
    それでマルグレーテ殿が
    幽閉されているという訳か。
    私の知るところから判断するに
    実態が明らかになれば
    マルグレーテ殿は生きては・・・・・・
シタン「ああ! すいません。 つい。
    いや・・・・・・そういったことも
    あるかな・・・・・・と。
    あくまでこれは
    たとえですから
    どうかお気になさらずに・・・・・・。
メイソン「いえ、それは事実で
     ございましょう。
シタン「・・・・・・。
シタン「コホン、
    至宝とは一体
    なんなんでしょうね・・・・・・?
メイソン「さて?
     私も一向に・・・・・・。
ギアだよ、ギア!
それしかないって!
バルトが来る
メイソン「若、
     ギアの整備は
     どうなさいました?
バルト「ああ。
    シールしてんのに
    関節が砂食っちまってさ。
    メンドーだから連中に任せてきた。
    俺は仱毪韦?猡盲绚槭耸隆?
    それに俺、機械苦手だかんな、
    いても邪魔になるだけだって。
若・・・・・・。
メイソンお茶を注ぐ
バルト「で、なんの話だっけ?
シタン「至宝の正体はギア・・・・・・
    ですか?
バルト「ああ、そうそう。
    実はな、アヴェ建国の絵巻物の中に
    それらしい描写があるんだ。
シタン「絵巻物?
・・・・・・。
バルト「よし。
    じゃあ、作戦室に来てくれ。
    特別に見せてやるよ。
シタン「そいつは面白そうですね。
バルト、シタン作戦室に向かう
作戦室にて
シタン「こいつは凄い。
    ここまでの設備は都にも
    そうあるものじゃない。
バルト「へへへ。 驚いたかい?
    これらはみんなシグの奴が
    集めてくれた技術のお陰さ。
  
   スクリーンのところに移動
バルト「コラ、フェイ、
    スクリーンの上に立つんじゃねぇ。
    見えねぇだろ?
バルト「よし。
    おい、スクリーンに例のやつを。
   スクリーンに絵巻物が写される
シタン「これは・・・・・・?
    
バルト「およそ、500年前の絵巻物。
    “総身に炎をまといて
     巨人と血の契約交わせし王”、
    ファティマ一世だ。 
    一世はこの巨人の力を借りて
    アヴェを建国したと言われてる。
    
シタン「こんな昔の絵巻物が
    よく残っていましたね。
    この類の記録は
    全て教会が管理しているものと
    思っていましたが。
バルト「普通はな。
    親父の遺品の中にあったんだ。
    
バルト「次のやつを。
バルト「建国後、一世は後世の人間のために
    どこかにこの巨人を眠らせたらしい。
    もっともその場所がどこなのかは
    わからない。
    だが、別の記録ではこの巨人を
    “ファティマの至宝”と呼んでる。
    
シタン「で、“碧玉”の方は?
バルト「おいおいおい。
    あんたうまいな。
    ひょっとして
    シャーカーンのスパイか
    なんかじゃねーの?
シタン「い、いえ滅相もない。
    私はただ知的好奇心から・・・・・・。
バルト「冗談だよ。 まぁ、碧玉は
    至宝を手に入れるためのカギ・・・・・・
    みたいなものさ。
シタン「カギ・・・・・・ですか。
    とにかくそのカギを
    アヴェを仱萌·盲骏伐悌`カーンが
    狙っている・・・・・・と。
バルト「ヤツだけじゃない。
    ゲブラーの連中も碧玉を
    狙っているらしい。
シタン「そうですか。
    これはマルグレーテ殿を一刻も早く
    助け出さねばなりませんね。
バルト「だろ?
バルト「そこでだ。
    あんたらを助けたついでに
    一つ頼みたい事がある。
シタン「ひょっとして
    彼女の救出を助勢してくれ・・・・・・
    ですか?
バルト「察しがいいねぇ、
    その通り。
    シグルドから聞いたけど
    成り行きとはいえ
    キスレブとアヴェの両方から
    追われてるんだろ?
    どうだい?
    そんなに悪い話じゃない
    と思うが。
シタン「一宿一飯の恩義もありますし、
    私にお役に立てること
    でしたら何でもしますが・・・・・・。
シタン「フェイはどう思います?
    さっきから一言もしゃべって
    いないようですけど・・・・・・。
バルト「そうそう。
    鍾乳洞でのアレ、
    凄かったじゃねぇか。
    あの力さえありゃあ
    シャーカーン部隊の十や二十、
    ものの数じゃないぜ?
・・・・・・。
バルト「なぁ、
    お前の力が欲しいんだよ。
フェイ「なんでみんなで俺を
    戦わせたがるんだっ!?
バルト「お、おい・・・・・・
    どうしたってんだよ?
    いきなり。
 
フェイ?
フェイ「俺は今、
    それどころじゃないんだ! 
    『力が欲しい』?
    俺にはそんなもんないんだよっ!
    なのに、お前も先生もあの男も、
    何故みんなで・・・・・・。
    俺は考えなきゃいけないこと
    だらけなんだ!
    あのギアの事や、
    グラーフと親父の事・・・・・・。
    そんなことに
    付き合ってられる程
    俺は暇じゃない!!
フェイ、作戦室から出ていく
バルト「な、なんだあいつ?
    カンシャク持ちかなんかか?
シタン「い、いえ、けしって
    そういう訳では。
    すみません。
    矢継ぎ早に起こった出来事を
    まだ整理できてないのです。
    察してやって下さい。
・・・・・・。
作戦室の外にて
あたしたちね~、
これから
ぎあせいびの
おてつだいするの。
するの~。
じゃあね~。
・・・・・・。
(バルトの部屋に行く)
エレベーターで下に降りる
ユグドラシルに入ろうとする
バルトがユグドラシル内から出てくる
バルト「ちょっといいか?
ああ、いいぜ
後にしてくれ
                
ああ、いいぜ 以降
バルト、ユグドラシルの階段を上る
バルト「さ、さっきは
    オ、オレが悪かった・・・・・・、
    
バルト「許してくれよな?
・・・・・・。
 
バルト、階段から飛び降りる
よっと!!
バルト「で、また
    あの話だけどよ・・・・・・。
フェイ「断る。
何?
フェイ「俺はバルトみたいに
    戦いが好きじゃない。
    ギアにも行きがかり上、
    仕方なく仱盲皮い毪坤堡馈?
    出来れば仱辘郡?胜ぁ?
    そんなにあれが欲しければやるよ。
バルト「俺が好きで戦っている・・・・・・
    ってのか?
フェイ「そうだろ?
    どうみてもそうとしか思えない。
    戦いを楽しんでいるようにしか
    俺には見えない。
バルト「聞き捨てならねぇな。今のは。
    誰が好きで戦ってるって?
    撤回しろよ。
    俺には好きとか嫌いとかじゃなく
    戦わなくちゃいけない
    理由があるんだ。
    それをお前は・・・・・・。
フェイ、バルトに近づく
フェイ「俺には戦う理由なんかないんだよ!
    戦いたくもない。
    静かに暮らしていたいだけなんだ。
    なのに何故そうまでして
    俺をギアに仱护郡?耄。?
    何故そっとしておいてくれない!?
バルト、フェイに近づく
   
バルト「だからそれは
    お前の腕を見込んで・・・・・・
フェイ「俺は嫌なんだ!
    俺がギアに仱欷?
    誰かが必ず傷つく。
    俺が戦えば誰かが必ず犠牲になる。
    もう誰も傷つけたくない!
    誰も犠牲にしたくないんだ!
    嫌なんだよ・・・・・・そういうの・・・・・・。
バルト「ふん。
    目の前の現実から逃げたい気持ち
    わからん訳じゃないがな・・・・・・。
    お前、そんなことで遺された
    村の子供達が納得するとでも
    思ってんのか?
・・・・・・。
バルト「ラハンでの一件なら
    先生から聞いたよ。
    だからってお前、何もしないでいて
    いいのか?
    たしかに直接的にはお前がギアに
    仱盲郡长趣扦纬隼词陇?猡筏欷胜ぁ?
    しかしな、たとえお前がギアに
    仱椁胜?皮鉅咨?撙铣訾皮?#12539;・・・・・
    多分な。
    原因はお前じゃない。
    戦争・・・・・・いや、そういったものを
    引き起こそうとする人間に
    原因があるんだ。
    だったらその原因を取り除かなきゃ
    なんにもなんねぇだろ。
    原因を無くす為に戦う・・・・・・
    今は他にいい方法がないから
    そうするしかねぇが、少なくとも
    俺はその為に戦っている。
    別に好きで戦っている訳じゃない。
バルト「お前が村の子供たちに対して
    罪の意識を持ってるのはわかる。
    傷つけたくないってのもわかる。
    けどな、その子供達に罪滅ぼしを
    したいってのならば、
    争いは無くさなくちゃ
    いけないんじゃないのか?
バルト「お前にだって戦う理由があるんだよ。
    戦わなくちゃいけない理由がな。
    だが、その戦いを放棄して
    お前が逃げ回っている限り、
    村の子供達は絶対にお前の事を
    許しちゃくれねぇ。
    それだけは憶えておけ。
バルト「それに言っとくが、
    俺に協力出来ないことを
    逃げると言ってんじゃねーからな。
    別に協力してくれなくたっていい。
    これは俺自身の問題だからな。 
    無理強いして、
    お前を巻き込みたくはない。
    ただな、俺は、お前程の腕があれば
    その現実と対決出来ると・・・・・・
    村の子供達にも罪滅ぼし出来ると、
    そう思ったんだがな・・・・・・。
 
バルト去りながら
悪かったな。
手間ぁ取らせて。
そういや、メカニックが
お前のギアのことで
何か話があるらしい。
ま、今のお前にとっては
関係の無いことかもしれんが    
まぁ、顔ぐらい出しとけよ。
フェイ「・・・・・・・・・・・・。
ギアハンガーに行く
お前さんのギア、いろいろと    
いじってみたんだが・・・・・・。
攻撃、防御、エーテル感応値共、
非常にバランスの取れた機体だな。
ただな、いくつかバラせないパーツ・・・・・・
まぁブラックボックスっていうのか?
そういうとこが機体の何ヶ所かに
あるんだよな・・・・・・。
お前さん、心当たりはないのかい?
フェイ「いや・・・・・・。
フェイ、ヴェルトールに向かって
フェイ「・・・・・・。
フェイ君!
フェイ「シグルドに、先生・・・・・・。
    何か用・・・・・・?
シグルド「少し話があるのだが・・・・・・。
フェイ「あ、ああ。
フェイ、シグルドとシタンと共にエレベーターで上がる



ユグドラシル甲板を見る
シグルド「あれを・・・・・・。
フェイ、シタン、シグルド、バルトの方を見る
なぁ、親父・・・・・・聴こえてるか?
俺、初めてフェイの瞳を見た時
感じたんだ・・・・・・。
こいつは俺といっしょだ。
こいつなら俺の気持ちを
解ってくれるかもしれない・・・・・・って。
でもあれは気のせいだったのかな?
俺は自信がないよ。
親父の後を継ぐなら・・・・・・、
飾りでいるだけならまだしも、
遺言を実行することなんか
今の俺にはとても出来ない。
マルーだって救いだせやしない。
俺はやつに逃げているだけだ
なんて言ったけど、
本当に逃げ出したいのは
俺の方なのかもな・・・・・・。
シグルド「若が君に謝っておいてくれとね。
     おかしいだろう?
     自分で謝ればいいのに。
     素直じゃないんだよ、
     若は・・・・・・。
シグルド「ああ見えても
     若は結構寂しがり屋でね。
     友人を求めているんだ・・・・・・いつも。
     だが我々は彼の友人にはなれない。
     否、我々がそのつもりでも
     彼はそう見ようとしないのだろう。
     それを若はわかっているんだよ。
シグルド「何故かって?
     それは若の背負っているものの
     重さ故なんだ。
     あの若さでそれら全ての
     重荷を背負うのは辛いことだ。
     しかし若はそれに応えようと
     してくれている、精一杯ね。
     だから我々は若に
     付き従っているんだよ。
     別に王子だからとか
     そういうのではなくてね。
シグルド「フェイ君、  
     きっと君も何か途方もない重荷を
     背負っているんだろう。
     これは私からの勝手なお願いだが、
     若を助けてやってはくれまいか?
     彼の重荷を背負ってくれ、
     というのではないんだ。
     若と何かを・・・・・・
     君達にしか解らない何かを
     共有してやってはくれないか?
     お願いだ。
フェイ「ごめん。
    しばらく考えさせて
    くれないかな・・・・・・。
シグルド「ああ、もちろんそれは君の自由だ。
     まぁ、どちらにしろ
     明日は早朝に出港を予定している。
     旅立ちの準備が整い次第、
     休息をとって今までの疲れを
     とるといいだろう。
     上の居住区の寝室を使ってくれ。
シタン「私はまだシグルドと
    話したいことがあるので
    先に休んでて下さい。
シタン、シグルド、去っていく
・・・・・・。
   
居住区にて
起きたらすぐ出発だ。
準備は出来てんのか?
待ってくれ
ああ、いいぜ
フェイ、ベッドで
フェイ「なんか・・・・・・もう
    とても・・・疲れた・・・・・・。
寝る
夜中
ブロイアー「正解。
      間違いなくやつらの巣だ。
ヘルムホルツ「意外にもろい岩盤だったな。
       もう少し手こずると思ったが・・・。
ストラッキィ「地上人<ラムズ>風情が
       いいとこ住んでんじゃねぇか・・・。
ランク「こいつぁ・・・・・・
    ブレイダブリクの施設より
    遥かにいい造りしていやがる。
    どうやらここは先王時代に造られた
    隠しとりでの一つらしいな・・・。
フランツ「そんなこと、どうでも
     いいじゃないか。
     ちゃっちゃと片づけちまおうよぉ。
ストラッキィ「さてと・・・・・・。
       ギアはどこだ?
ストラッキィ「こっちか?
ヘルムホルツ「右だ!
       ハンガーがある。
ストラッキィ「!!
フランツ「見ぃつけたぁ~!!
ヘルムホルツ「海俳M織の汎用ギア
       “ディルムッド”だな
フランツ「ははっ!
     見なよ。
     やつら、押っ取り刀で
     駆けつけてきたみたいだよぉ。
ストラッキィ「いいじゃねぇか。
       そうでなければわざわざ侵入した
       甲斐がない。
  
ランク「ようし!
    シュピラーレは後方で待機!
    しゃしゃり出てくる障害物は
    各個に撃破だ!
ヘルムホルツ「準備完了!!
  
ストラッキィ「こっちも大丈夫だ!
 
ブロイアー「いつでもいいぞ!
ランク「GO!!
居住区にて
なんだ、今の衝撃・・・・・・?
ユグドラシルドックにギア侵入・・・・・・!
ゲブラー特務部隊ギア5体、
未確認の大型ギア1体と推定されます!
全パイロットはギアハンガーへ!
ギアドックに行く
非戦闘員はユグドラシルに
非難するんだ!!
急げッ!
わ~ん、
コワイよ~!!
フェイ、ユグドラシルに入ろうとする
フェイ!!
シタン「フェイ!!
    早くヴェルトールにっ!!
フェイ!?
シタン「若くんたちが
    戦っているのですよ!
    あなたは何もしないのですか?
    関係ないとでも言うのですか!!
・・・・・・。
    シタン、エレベーターで下に降りる
フェイ「オレは・・・・・・
フェイ「オレは
    一体
    何者なんだ?
フェイ「あいつは・・・・・・
    あの男は、オレのことを
    “神を滅ぼすもの”と呼んだ・・・・・・
フェイ「そんな力
    オレは 
    いらない・・・・・・
おれの・・・・・・
ちから・・・・・・
おれの・・・・・・
居場所・・・・・・
バルト「一体何機ギアがいるんだっ!!
    ザコは一通りかたづけた
    ようだが!?
バルトの部下「少なくとも残り4、5体はいるかとっ!
       今までのとは性能もテクも
       段違いですっ!!
バルト「っくしょうぉ!!
バルトの部下「若ッ!!来ますよっ!!
ソードナイトとの戦闘
バルト「っくしょうぉ!!手間ぁ取らせやがってぇ!!
シタン「メイソン卿、
    このギアは動くんですか?
メイソン「は? はい、
     一応動くことは動きます。
     ですが・・・・・・。
よしっ!
シタンギアに仱恧Δ茸撙瓿訾?
メイソン「いけませんっ!
     それは未だ整備中なのです。
     とても稼働できる状態では・・・・・・。
シグルド「いいんだ、メイソン卿。
メイソン「シグルド様っ!
     しっ、しかし、シタン様の
     ような方では・・・・・・?
シグルド「いいんだ。 奴ならば大丈夫。
     あれでも物足りない
     くらいかもしれない。
シグルド様・・・・・・?
シタン「さて・・・・・・。
    5年ぶりの実戦か・・・・・・。
    体が憶えていてくれれば・・・・・・。
シタン「ほ!なかなかのじゃじゃ馬ぶり・・・
    ならしには丁度いいですね。
    気に入りましたよ。
ブロイアー「ウォォォォッ!!
シタン「新手かっ!?
ブロイアー「い、イテェじゃねぇか!!
シタン「私の友人の痛みに比べれば
    あなたの痛みなど・・・・・・!!
    無抵抗な人々をなぶる 
    貴方たちのその姿勢、
    許す訳には行きません。
    代わりに私がお相手しましょう。 
    かかってきなさい!
  
ブロイアー「??
      何言ってやがんだ!!
   シールドナイトとの戦闘
シタン「ま、こんなとこですか。
シタン「なまっているなぁ・・・・・・。
    体に染み着いたものと違って
    こうやって後から体得したものだと
    やはり無理があるか。
    それにしても
    これだけ攻撃しても
    倒れないところを見ると、
    彼等“例の物”をやってますね。
  
シタン「若くん!
    彼等は戦意昂揚剤<ドライブ>を
    打ってます!
    なまじの攻撃では
    倒れませんよ!
バルト「マジかよ?
    どおりでネチネチとしつこい!
    クソッ、きりがねぇっ!
シタン「フェイ!!
バルト「もういいっ!
    あんな奴、ほっとけ!!
ワンドナイツとの戦闘
!!
おねぇちゃん!!
フランツ「どこへ行こうってんだい?
や、やめて・・・・・・
フランツ「ケナゲだねぇ・・・・・・、
     さぁて、君はどんな声で
     さえずってくれるのかなぁ?
キャァァァァァァァ!!!!
フェイ、ヴェルトールに仱盲撇螒椁工?
んだぁ!?
フェイ「お前たちは何故戦う!?
フランツ「こ、こいつ、
     何言ってやがる!?
フェイ「戦って何を得られる!?
フェイ「自分の居場所が
    あるっていうのか!!
  カップナイトとの戦闘
シタン「フェイっ!!
バルト「やっぱお前っ!!
フェイ「そういうのは後にしようぜっ!
    デカいのがっ!
  シュピラーレとの戦闘
バルト「・・・・・・。
    あ、あ、あり・・・・・・
バルト「ありがとう・・・・・・
    フェイ。
フェイ「バルト・・・・・・。
    バルト、去っていく
シグルド「ありがとう、フェイ君。
     君の加勢がなければ、
     今頃どうなっていたか。
フェイ「俺・・・・・・、まだ、
    自分が何をすればいいのか
    分からないんだ。
シグルド「フェイ君・・・・・・。
フェイ「バルトのしていることは
    私利私欲のためじゃない。
    周囲の人々の幸せを願って
    一歩一歩自分の信じた道を
    歩んでいる。
    それに比べて俺は・・・・・・。
シグルド「・・・・・・。
フェイ「俺、自分の前には
    進むべき道がないと思っていた。
    でもあいつの言うように、
    それはただ逃げているだけ。
    道は自分で見つけなきゃいけない。
    そうだよね、先生?
フェイ「バルトが望んでるなら
    俺、協力するよ。
    今はそれしか出来ないから・・・・・・。
    でも、その中で自分の進むべき道を
    見つけようと思うんだ。
    それにあんな恐ろしい連中を
    ほっとけないよ。
シグルド「ありがとう、フェイ君。
ユグドラシル甲板にて
メイソン「我々は一刻も早くアヴェへ潜入し 
     マルー様を救出しなければ
     なりません。
     このアジトもゲブラーに
     発見されてしまいました。
     最低人員を残し脱出いたします。
     不幸中の幸いと言うやつで
     ユグドラシルは無傷ですんだので
     すぐに出港いたします。
     伣M員の準備は出来ております。
     フェイ様達の準備が出来次第
     若とともにブリッジに
     いらっしゃって下さい。  
メイソン「シタン様、フェイ様、
     この爺、心から感謝しております。
     ぜひとも若にお力添えを・・・・・・!
バルト「あ~、もう、いいからいいから。
    おばさんたちにあいさつしたら
    行くって。 
メイソン、ユグドラシルに入っていく
ユグドラシルに入る
シグルドに話しかける
シグルド「ついにアヴェへ潜入する時が
     来た。
     まずはアヴェ市街を視察してから
     作戦をねることにする。
シグルド「現在アジトに停泊中・・・・・・。

アヴェに向かう

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2022-3-26
 楼主| 发表于 2004-6-22 03:15  ·  广东 | 显示全部楼层
王都アヴェ嵐を呼ぶ大武会~再開マルー~ファティマ城脱出~マルー救出! 一路ニサンへ
大武会会場にて
・・・・・・勇敢な若者たちが前線で血を
流している。
我が軍の優位は明らかとはいえ、
戦況は予断を許さない。
今、我々には、この偉大な国アヴェ
の伝統と美しい砂漠の平和を守るた
め一歩たりとも引かない覚悟が求め
られている。
砂漠は父祖より受け継いだ、かけが
えのない財産であると同時に精神と
肉体をきたえてくれる修練の場でも
ある。叩きつける風と肌を焦がす太
陽が我等の師だ。
そして今この瞬間、砂漠できたえら
れた強者達がここに集っている。
最も強き物、風と太陽に最も愛され
し者を決するために。
この頭上に燃える太陽は、残した家族
への想いで、前線の父親たちの胸を
焦がす太陽であり、
ここを吹き抜ける風は、我等の闘志
と祈りを前線の息子達に送り届けて
くれる風である。
私は信じている。
この大武会が国民諸君の士気を高め
砂漠で暮らす者としての誇りを新た
にしてくれることを。
勇敢なる出場者、戦士諸君。
どうか前線の兄弟達に恥じないよう
力をつくしてくれ。
ここに第338回大武会を
開会する!
シャーカーン「ふむ・・・・・・、我ながら
       感動的な演説だったな。
ラムサスが来る
シャーカーン「おお、これはこれはラムサス閣下。
       お待ちしておりましたぞ。
       ささ、こちらへ。
ラムサス「あいにく、貴公の酔狂に
     付き合っている程暇ではないのでな。
     立ち寄っただけだ。
シャーカーン「これは手厳しい。
       閣下はお嫌いでしたかな?
       この手の催しものは・・・・・・
ラムサス「興味が無い。
ミァン「よいではないですか閣下。
    シャーカーン殿もああ言って
    おられることですし・・・・・・
    それに、私、武術というものに
    興味がありますの。
    せっかくの機会ですからこの目で
    見ておきたいものですわ。
シャーカーン「そうですぞ。
       いわばかれは閣下への感謝の催しと
       言っても過言ではございませぬ。
       閣下の御力添えがあったからこそ、
       危急の最中にもかかわらず
       この様な建国記念の催しが
       開催出来るのですからな。
ラムサス「建国などと、よくもぬけぬけと
     言えたものだ。
     もとより貴様の国ではなかろう。
     ふんっ。勝手にしろ。
ラムサス去る
シャーカーン「ところでミァン殿、
       どうですかな大武会は?
       楽しんでいただけそうですかな?
ミァン「ええ。楽しめそうです。
シャーカーン「お?
       始まりますぞ!
第一試合・・・・・・
『ゴンザレス』
   対
『自分の選んだ名前が入る』
歓声がわく
ミァン「まぁ、素敵な子・・・・・・
ゴンザレスとの戦闘
井戸に戻る
 
ビッグジョーとの戦闘
井戸に戻る
水門にて
バルト「あれが水門だな・・・・・・。
城内に入る
コリャーッ!
また地下水道で遊びおって!
上がってこい、小僧!
スカッドとの戦闘
ボクの魔法薬を受けてみろ
井戸に戻る
大武会 準決勝
フェイ「なんで、ダンが
    ここにいるんだ!?
ダン「フン! ユイさんの所から
   逃げてきたのさ、
   ねえちゃんの仇をうつために!
フェイ「・・・・・・たのむ、ダン。
    やめてくれ!
ダン「うるせえ! オレは絶対
   おまえを許さない。
   ・・・・・・この、人殺しッ!!
フェイ「くっ!・・・・・
    どうすればいいんだ・・・・・・
ダンとの戦闘
「おまえを、みんなの前で倒してやる!」
「これは、村のみんなの分!」
「これは、ティモシーの分!」
「これは、姉ちゃんの分だーっ!」
  
ダンに攻撃した場合(実際には表示されない)
ダンに攻撃しなかった場合 (実際には表示されない)
宮廷に戻る
大武会 決勝
観客「ブ~ブ~!
   つまんねえぞ!
   ちゃんとやれ~っ!!
フェイ(まずいぞ。このままじゃ・・・)
ワイズマン「・・・・・・やはりそうか。
フェイ「??
ワイズマン「お主、その技、
      どこで覚えた?
フェイ「どこだっていいじゃないか。
    さぁ、ちゃんと戦ってくれ!
ワイズマン「ふむ。
      ならば何故お主は戦う?
      自らの為か?
      他人の為か?
フェイ「何故、そんな
    事を聞く?
ワイズマン「人が戦うのには
      それなりの理由と
      目的があろう?
フェイ「俺の戦う理由なんて、
    あんたには
    関係ないことだろ!
ワイズマン「お主、理由も目的もなく
      戦っているのか?
フェイ「うるさいっ!
    それを探している
    最中だ!
ワイズマン「・・・・・・やめておけ、
      お主に見つけられる
      ハズがない。
フェイ「何だと!
ワイズマン「お主は前を向いている
      ようでいて実は足下のみ、
      己の事しか見ておらん。
      それでは何も
      見つけられんよ。
フェイ「そんな事、
    あんたに解る訳が・・・
ワイズマン「解るさ、
      こうして拳を交えれば
      大抵の事はな。
フェイ「くっ!
    黙れっ!!
ワイズマン「ぬるい、ぬるい。
      そんな撃ち方では
      かすりもせん。
      まぁそれでも
      見かけだけは
      大分たくましく
      なったようだな。
フェイ「??
ワイズマン「よくあの怪我から
      回復したものだ。
      フェイよ・・・・・・
フェイ「!!
    なぜ、俺の名前を
    知っている!?
    さっきだってそうだ。
    俺は本名でエントリー
    した覚えはないぞ。
    それに怪我から
    回復って・・・・・・
    ・・・・・・・・・・・・!?
    あんた、まさか!?
ワイズマン「・・・・・・むっ!?
フェイ「??
ワイズマン「なんと・・・・・・
      最早そのような
      刻限であったとは・・・・・・
      ・・・・・・
      致し方ない。
      さらばだ!
ワイズマン去る
フェイ「!! 待ってくれ!
    あんたには
    聞きたいことが・・・・・・!
観客「・・・・・・ざわざわ
審判「・・・・・・えー、オホン。
   ワイズマン選手、試合放棄とみなし、
   残った選手の不戦勝と致します!
観客「えーっ、まじぇーっ?
  「ブー!! ブー!!
  「やった、賭けがあたった!!
フェイ「ワイズマン・・・・・・
宮廷へ戻る
マルーが幽閉されている部屋に行く

マルー「若!
バルト「マルー、帰るぞ!
マルー「絶対来てくれると思ってたよ!
バルト「手間かけさせやがって!
    脱出するぞ。ついて来い。
マルー「うん。
マルー「あ、ちょっと待って。
マルー「これ、お気に入りなんだ。
部屋を出る
ラムサス、ミァン出現
マルー「若っ!
バルト「クソッ! ゲブラーか!
ラムサス「やはりネズミが紛れ込んでいたか。
     小僧、その娘をどこに連れて
     いくつもりだ。
バルト「小僧とは何だっ! 小僧とはっ!
    もういっぺん言ってみやがれっ!
    誰なんだ、てめぇは!
ラムサス「その威勢の良さだけは買えるが、
     貴様ごときネズミに名仱朊??
     私は持ち合わせていない。
バルト「何をっ!
ラムサス「さあ、マルー殿をこちらに渡して
     もらおうか。
     その方は我らにとって大切な
     客人でな、『ファティマの碧玉』の
     半片の所在を聞き出すまでは
     むやみに連れ出されては困るのだよ。
バルト「ふんっ! 月並みだがな、
    渡せと言われてハイそうですかと
    渡すと思ってんのか?
    ざけんじゃねぇぞっ!
    え? おっさん!
ラムサス「ふっ、ならばその月並みのたんかを
     切った愚か者の末路も知っている
     だろうな。
ラムサスとの戦闘
ミァン「その子を本当にまもりたい
    のなら投降なさい。
    バルトロメイ王子。
バルト「ほぉ?
    俺のことを知ってるのか。
    へへッ、あんたみたいな美人に
    名前を知られてるってのも
    悪くない気分だな。
マルー「若ってばっ!
ミァン「シャーカーンとの間で
    色々あったようだけど
    悪いようにはしないわ。
    シャーカーンとの事は、
    我々には“どちらでもいいこと”
    なのよ。
バルト「しゃらくせぇ!
バルト「うれしい申し出だが、
    聞けないね。 俺にとっちゃ、
    “どっちもよくない”んでね。
ラムサス「・・・・・・では、決まりだな。
バルト「ちっ・・・・・・ マルー!
    そこの物影に
    隠れていろ!
マルー「やだ!
    ボクも戦うよ!
バルト「いいから隠れていろっ!
フェイ「バルト!!
フェイ参上
フェイ武技雷迅を出す
フェイ「大丈夫か、バルト!
バルト「フェイ、助かったぜ!
ラムサス「フェイだと・・・・・・?
フェイ「何やってたんだよ、バルト。
    とっくに脱出したものとばかり
    思ってたのに。
バルト「うるせぇ!
    こいつらに邪魔されて
    身動きとれなかったんだよ!
ラムサス(今の技は・・・・・・あの時の・・・・・・)
ラムサスの回想シーン
イドが三体のギアを倒す
ラムサス「まぁいい。
     戦えば判ることだ!
再度ラムサスとの戦闘
バルト「気を付けろフェイ!
    このおっさん相当手強いぜ!!
戦闘終了
ラムサス(姿は・・・・・・まるで違う・・・・・・
     手応えも皆無。やはり気のせい?
     だがあの技は確かに奴の・・・・・・)
    (それに・・・・・・
     フェイという名前・・・・・・
     どこかで・・・・・・)
フェイ・・・・・・
それが私の子の名前・・・・・・
ラムサス「!!
フェイの姿がイドに見える
フェイ武技雷迅を繰り出す
ラムサス「くっ!
マルー「後はボクにまかせて!
バルト「マルー?
マルー攻撃する
ラムサス「ネズミ?
フェイ「今だ!

フェイ、バルト、マルー、エレベーターに仱?
ラムサス(やはり“奴”なのか・・・・・・
     まさかと思いたいが。
     だが、もし本当に“奴”で
     あるならば・・・・・・
     俺は・・・・・・
     この俺は・・・・・・)
・・・・・・塵<ごみ>・・・・・・
ラムサス「警備兵!
     今後昼夜を問わず
     警備を倍に増やせ!
     二度とネズミ共を城内に
     立ち入らせるな。
エレベーター内にて
バルト「おい、フェイ!
    このエレベーターがどこに
    つながってるか、わかっているのか?
フェイ「どこにつながっているんだ?
バルト「知らん!
    オレがいた頃、こんなものは
    無かった。
バルト「心配するな。
    絶対につれて帰る!
マルー「心配なんかしてないよ、ボク。
バルト「ところでフェイ、
    大武会はどうなった?
フェイ「ああ、優勝したよ・・・・・・。
    いちおうな・・・・・・。
バルト「やっぱりな。
    オマエならやると思ってたぜ。
フェイ、バルト、マルーエレベーターを降りる
フェイ「あれは・・・・・・
フェイ「・・・・・・ゲブラーの空中戦艦だ。
マルー「それよりも、あれ!
兵隊が空中戦艦から出てくる
バルト「もう一戦やらかすか?
マルー「若、早く逃げようよ!
フェイ「ここは・・・・・・逃げよう!
フェイ、バルト、マルー別の場所に行く
エリィの部屋
基地内に侵入者あり
侵入者は三名
現在、ドック付近を逃亡中
男性二名は見つけ次第射殺
ただし少女は無傷で保護せよ
エリィ部屋を出る


フェイ、バルト、マルー、エリィにぶつかる
エリィ「フェイ!
フェイ「おまえ! エリィか!?
    なんでこんな所に?
エリィ「あなたこそ、どうして・・・・・・!
  
エリィ「侵入者って、まさか
    フェイなの?
フェイ「は?
バルト「おい!
    俺達の邪魔をするってんなら
    悪いが・・・・・・
フェイ「ちょっと待ってくれ、バルト!
    こいつは、エリィは
    敵じゃないんだ!
バルト「敵じゃないって、お前正気か?
    こいつの服を見ろ!
    ゲブラーの士官じゃないか!
フェイ「・・・・・・・・・・・・
兵隊が現れる
こっちに逃げたんだな?

エリィ「早くっ! こっちへっ!
フェイ、バルト、マルー、エリィの部屋に入る
兵隊が通る音がする
エリィ「・・・・・・行ったみたいね。
バルト「フェイ、説明してもらおうか。
    なんでお前がゲブラーの士官と
    面識があるんだよ?
フェイ「それは・・・・・・。
バルト「どこで知り合ったか知らないが、
    こいつはどっからどう見ても
    ゲブラーの士官だぞ?
    敵じゃないって、お前、
    わかってて言ってんのか?
エリィ「そうよ。
    神聖ソラリス帝室特設外務庁・・・・・・
    通称ゲブラー・・・・・・
    火軍<イグニス>突入三課少尉、
    エレハイム・ヴァンホーテン・・・・・・。
    そして・・・・・・キスレブの軍事工場に
    潜入して新型ギアを奪取、
    帰還途中追撃隊の攻撃を受けて
    あなたの村に不時着したのも・・・・・・
フェイ「・・・・・・・・・・・・
エリィ「話そうと思ったわ、何度も・・・・・・。
    けど言える訳ないじゃない。
    私が村に不時着したせいで
    あんな事になったなんて聞いたら
    ・・・・・・言えないわよ・・・・・・
フェイ「・・・・・・知っていたさ。
エリィ「!?
    フェイ・・・・・・
フェイ「聞いていたんだ。
    エリィと先生の話。
エリィ「だったら何故?
フェイ「あれは・・・・・・俺の責任なんだ。
    なのに俺はエリィに
    自分の感情をぶつけちまった・・・・・・。
    すまないと思っている。
エリィ「そんな・・・・・・
フェイ「あの事はもう忘れてくれ。
    エリィはエリィで
    必死だったんだから。
エリィ「フェイ・・・・・・、なぜ彼等と?
フェイ「俺は、バルト達に
    協力しているんだ。
    城に幽閉されていたそこのマルーを
    救出する為にな。
エリィ「そう・・・・・・
エリィ部屋のドアを開ける
バルト「おい! ちょっと待て!
    どこに行くつもりだ!
エリィ「城から脱出したいんでしょ?
    今なら混乱しているから、
    ギアの射出口から抜け出せるわ。
バルト「なるほどそいつは名案!
    ・・・・・・って素直に信じると
    思ってんのか?
    俺を甘く見るなよ!
    うまいこと言ってこの野郎、
    俺達をあのハゲジジイの前に
    突き出すつもりだな!?
    だまされるなよ、フェイ!
フェイ「・・・・・・・・・・・・
マルー「待ってよ、若。
    この人そんな悪い人じゃないよ。
    ボク達を助けてくれるって
    言ってるんだから言うとおりに
    しょうよ。
バルト「お前って奴は、どうしていつも
    そうなんだ。
    こいつはゲブラーの人間なんだぞ?
    お人好しにもほどがある!
マルー「そんなことないって。
    ね? エリィさん、
    そうでしょ?
バルト「どうだかな?
    第一・・・・・・
バルト「フェイ、お前はどうなんだよ?
    信じるのか? そいつを。
フェイ「信じるも何も、俺の考えは
    最初から決まっている。
エリィ「フェイ・・・・・・。
バルト「かーっ!
    ったく、どいつもこいつも!
    知らねぇぞ、どうなっても!
フェイ、バルト、エリィ、マルー部屋を出る
エリィ「ちょっと待ってて。
エリィあたりの様子を見る
エリィ「いいわ、ついて来て!
全員射出口に行く
エリィ「はい。ギアの起動キーの暗証番号。
    汎用のギアはすべてそのコードで
    起動出来るから。
フェイ「エリィ?
エリィ「私に出来るのはここまで。
    後はあなた達の叽蔚?#12539;・・・・・
バルト「よしっ! フェイ、行くぞ!
バルト「何やってんだ! 早く来い!
フェイ「エリィ! 一緒に行こう!
エリィ「!?
フェイ「お前はこんなとこにいるべき
    人間じゃないんだ!
エリィ「フェイ・・・・・・
バルト「何トチ狂ったこと言ってんだ、
    お前は!
    そんな奴ほっといてさっさと来い!
    見つかっちまう!
フェイ「エリィ・・・・・・
エリィ首を振る
エリィ「ありがとう、でも無理。
    私は・・・・・・ソラリスの軍人だから・・・・・・。
    私には私の居場所があるの。
    一緒に行くことなんて出来ない。
フェイ「エリィ!
エリィ「フェイ、今度会うときは・・・・・・
    私達、敵どうしね。
エリィ走り去る
フェイ、バルト、マルーギアに仱?
ギアで脱出
ラムサス「ミァン! 私のワイバーンの
     立ち上げを急がせろ!
     奴等を追・・・・・・
閣下!
(閣下、ヒュ・・・・・・様が・・・・・・・・・・・・)
ラムサス「・・・・・・何!?
ラムサス「立ち上げは一時中止!
     総員部署に戻り
     別名あるまで待機!
ラムサス「・・・・・・奴め、今時分
     何用でここに・・・・・・
ユグドラシルにて
シグルド「さて、マルー様、
     うかがいましょうか。
     こうして助かったから
     良い様なものの、
     何故お一人で敵陣へ?
マルー「ごめんなさい・・・・・・だって・・・・・・
    こないだ町へ出た時、
    人が噂してたんだ。
    アヴェに捕らわれた
    法皇府の修道女達がまだ生きてる、
    って・・・・・・
シグルド「明らかに敵のまいたデマですね。
     貴方を誘い出す為の。
メイソン「まあまあ、そう厳しくされずとも・・・
     法皇府ニサンは、マルー様のお里。
     心情としては、
     いた仕方ありますまい。
バルト「それで・・・・・・
    一人で助け出せると思ったのか!
    このバカが!!
マルー「思ったんだよ! 悪かったな!!
    でも・・・・・・
マルー「でも・・・・・・
    本当はおばあちゃんもママも、
    とっくに処刑されてた・・・・・・
シグルド「マルー様・・・・・・
メイソン「さてさて、何はともあれ、
     こうしてマルー様は無事でおられる。
     それで、よかったではありませんか。
     この幸撙藧{まれているうちに
     マルー様をニサンに
     無事にお送りいたしましょう。
     つもるお話はそれから、という事で。
     どれ、私はマルー様の
     お部屋の用意でもしてきます。
     マルー様、お手数ですが、
     ご足労願えますかな?
メイソン去る
バルト「マルー!!
バルト「次からはちゃんと云え!!
    俺達が出てやるから!
マルー「うん・・・・・・そうする。
マルー去る
シグルド「マルー様も随分無理をしておいでだ。
     若。あなたが、気遣ってあげねば。
シグルド去る
ユグドラシル内のマルーの部屋に行く
バルト「おい、マルー!
    ブリッジの前の変なヌイグルミ
    どかしとけよ!
    邪魔でしょうがねぇ。
マルー「“変なヌイグルミ”じゃないよ!
    ちゃんと名前があるんだからね!
    名前はなね・・・・・・
ヌイグルミの名前を決める(ここではチュチュとする)
マルー「名前はチュチュって
    言うんだ!
マルー「でも、おっかしぃなぁ。
    さっきまでそこに
    置いてあったんだけど・・・・・・。
チュチュが入ってくる
はじまチュて!!
わたチュはチュチュと
いいまチュ!!
アヴェで一目見た時から・・・・・・
フェイ、あんたに
ホレたっチュ!!
どこまでもついていくでチュ!!
キャ、
コクハクしチャッた
でチュ!!
バルト「ヌイグルミだと思ってたら
    生き物だったのか!
    なんか変だと思ったぜ!
マルー「妙にナマあたたかいと
    思ったんだ!
フェイ「なっ、何だよ!
バルト「ひゅーひゅー、お似合いだぜ、
    フェイ!!
フェイ「うるせぇ!!
バルト「よしよし、
    艦長の俺が許可する!
チュチュ「やったでチュ~!
フェイ「・・・・・・、
    勝手にしろ!
バルト「ハッハッハ!
    お邪魔みてぇだから
    外で待ってるぜぇ!
バルト去る
マルー「・・・・・・。
マルー「お城ではありがとね。
    大武会で大暴れしたんだって?
    若が自慢してたよ、マブダチだって。
フェイ「・・・・・・。
    そ、そうか?
マルー「ダメだなぁ、ボク。
    若の助けになりたいのに、
    また借り作っちゃったよ。
マルー「フェイさ、若の背中、
    見た事ある? むごいんだよ、
    背中一面にキズ跡があって。
    あれね、昔、二人して
    シャーカーンに捕まってた時に
    ボクのかわりに
    ぶたれてくれて・・・・・・。
マルー「その時にボク、若の子分に
    なろうって決めたんだ・・・・・・!
    でも守られてばっかなんだよなぁ、
    いつも・・・・・・
フェイ「・・・・・・。
マルー「あっ、ごめんごめん、
    とにかく助けてくれてサンキュ!
シグルド「若、マルー様のお話によると
     ゲブラーに少々やっかいな人物が
     いるようです
バルト「何者なんだそいつは?
シグルド「カーラン・ラムサス。
     神聖ソラリス帝室特設外務庁・・・・・・
     つまり、ゲブラーの総司令官です。
     ゲブラーの目的がアヴェ周辺の発掘
     だけであるとは思えません。
バルト「碧玉が目的じゃないってのか?
シグルド「それだけであるならば、
     あれほどの男が
     わざわざ来る必要がない。
     若、今回のは意外に
     面倒なようです・・・・・・。
フェイ「先生はまだ来てないのか?
・・・・・・。
シグルド「ヒュ、いや、やつなら
     心配ない。
     じき合流するだろう。
シグルド「ニサンには秘密通路から入る。
     砂漠に一本だけ木が立っているのが
     目印だ。
シグルド「ユグドラシルを発進させるか?
     発進!
     ちょっと待って

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 楼主| 发表于 2004-6-22 03:17  ·  广东 | 显示全部楼层
アヴェ奪回作戦!決死の反撃
岩山にて
ミロク「一気に山頂を目指す。
    ゆっくりしてる時間は
    ないぞ。散開!
岩山の頂上にて
フェイさん!
ゲブラーのギア部隊が!
フェイ「何?
ギア現る
フェイ「ここは俺に
    任せて行くんだ!
し、しかし・・・・・・
フェイ「時間がない!
    こうしている内にも
    バルト達は
    城へ向かっている。
    早く!
り、了解。
エリィ「あのギアは!
    まさかフェイ?
ブロイアー「おい、あいつは?
      あン時の奴か?
ランク「ああ、間違いねぇ。
ブロイアー「丁度良い。
      雪辱戦といこうじゃないか。
      ちんたらやってんじゃねーよ!
      ねーちゃん!
ランク「足手まといだ。
    そこで見物でもしてな。
ストラッキィ「そうそう。
       こんな奴等、
       俺達にかかればな。
ヘルムホルツ「すまんな。
フランツ「邪魔だよぉ。
エリィ「あ、貴方達! 待ちなさい!
    まだ攻撃の指示は
    出していないのよ!
ワンドナイツとの戦闘
ソードナイト、カップナイト、シールドナイトとの戦闘
ヘルムホルツ「ぐわぁっ!
フランツ「うわぁーーーーっ!
ランク「大丈夫か!?
    フランツ!
    ヘルム!
フランツ「なんで? なんでこの僕が、
     こんなラムズなんかにぃーー!!
     おかしい! おかしいよぉっ!!
ランク「おい、落ちつけ!
    フランツ!!
フランツ「そうだ!?
     もっと! 
     もっと『ドライブ』を!!
エリィ「・・・・・・私には出来ない。
    フェイと
    戦うなんて・・・・・・。
    でも・・・・・・
エリィ「後は・・・・・・
    『ドライブ』を使うしか・・・・・・
         でも・・・・・・
エリィ回想シーン
な、何するの!
心配しなさんな
   只の『ドライブ』だよ
『ドライブ』はね
 配合比をかえるだけで
  いい気持ちにさせてくれるんだ
いらないっ!
  私、そんなものやらないっ!
父親が
  軍のお偉いさんだからって、
     特例が許されるって?
いや!
   こないで!
まったく記憶にないというのか?
         現在に至るまで昂精神剤投与の
          記録はない。
急なことだった訳だ。
         『ドライブ』を受け付けない
           体質なのだろう。
軽いせんもう状態であったのはそのせいか?
    暴走か?
         内在している欲動の開放だろう?
          誰もが持っているものだ。
潜在能力<ポテンシャル>が
 高いのはそれ故か?
         ああ・・・・・・
          閣下の・・・・・・何といったかな
           あの娘達は?
         あれより上なのではないのか?
瞬間の数値上では。
         しかし、エーリッヒの手前、
           被験帯とする訳にもいかん。
残念だな、それだけの資質を持ちながら
 制御出来んとは。
 君の身柄は局で預かる。
 追って通達があるまで
自宅で待機していたまえ。
なに、気にやむことはない。
 君の力は選ばれし民に
  相応しいものだ。
その力に耐えきれなかった
 彼等が愚かなのだよ。
お願い!
    止めてっ!
ランク「よせっ!
    それ以上『ドライブ』をやると
    精神崩壊しちまう!!
フランツ「構うもんか!
     どうせ僕はもとかあら
     壊れてるんだぁっ!!
エリィ「やめなさい、フランツ。
    ・・・・・・私がやるわ。
パシュッ
ヴィエルジェとの戦闘
フェイ「・・・その声は!?
    ・・・・・・エリィ?
    エリィなのか!?
エリィ「フェイ・・・・・・
    ここで何をしているの?
    目障りだわ。
フェイ「エリィ!?
    お前・・・・・・!?
    そ、その顔・・・・・・!?
    ま、まさかバルトが
    言っていた人格まで
    変えるっていう薬で!?
エリィ「お前には関係ない。
    気安いぞっ!
エリィ、エアッドを使う
ブロイアー「す、すげえ!
ランク「こ、これは、エアッド!
フランツ「エアッドぉ?
ヘルムホルツ「精神波<エーテル>感応
       誘導式攻撃モジュール・・・
       通称エアッド・・・
       俺達ゲブラーん中でも、アレを
       使えるのはごくわずか・・・
       エレメンツクラスの者だけと
       聞いたことがある。
ストラッキィ「で、でもよぉ、そんなの
       『ドライブ』の副次効果じゃ
       ねえのか? 大した事じゃあ・・・
ランク「・・・いや、『ドライブ』は、
    その人間が本来持っている力しか
    引き出せない。
    ・・・・・・アイツは・・・・・・本物だぜ!
フェイ「やめてくれ、エリィ!
    なぜ俺達が戦わなければ
    ならないんだ!!
エリィ「何故?
    知れた事。
    それが摂理だからよ!
    我ら選ばれし民、アバル・・・
    地上人<ラムズ>は我らに隷属
    してこそ、その存在意義がある・・・
    邪魔者は排除するのみ!
フェイ「目をさますんだ、エリィ!
    お前は薬に感情をコントロール
    されているだけなんだっ!
エリィ「これが私の本質!
    他にはないっ!
フェイ「嘘だっ! ラハンでの出来事を、
    自分が来たせいだって、あんなに
    責任を感じていたじゃないか!
    悩んでいる俺のことを
    気づかってもくれて・・・・・・
    本当のお前はそんなことを言う
    人間じゃないっ!!
 
エリィ「利いた風な口を・・・・・・
    お前に何が解る!
エリィ「ははは!
    もがけ! 踊れ!!
    ここでくち果てるのよ!
フェイ「・・・くっ!
    エリィ・・・・・・
    戦うしか無いのか!
ヴィエルジェとの戦闘に勝利する
エリィ「そこまでのようね。
    止めを刺してあげる。
エリィ「心配しないで。
    私に優しくしてくれたお礼に、
    苦しまずに死なせてあげるわ。
    さよなら、フェイ・・・・・・
画面がピンク色になる
エリィ「うっ!
エリィ「うっ!・・・・・・
    あぐっ・・・あ、頭が・・・・・・
フェイ「・・・どうしたんだ?
    エリィの様子が変だ。
    !?
    今ならエリィの動きを
    止められるかも知れない!!
ヴェルトール、ヴィエルジェを押し倒す
フェイ「エリィ!
    目をさましてくれ!
エリィ「んうっ!
エリィ「うぐっ!・・・・・・
    黙れっ!まだいうか!
    ラムズ如きが、この私に・・・・・・
エリィ「!!
    ち・・・・・・ち、がう・・・・・・わ、私・・・・・・
    い、いや・・・・・・こんなの・・・・・・
    ぐっ・・・・・・!
フェイ「大丈夫かっ! エリィ!
    まさか! 薬の効果が切れ
    かかってきているのか?
エリィ「うっ!
エリィ「うぁっ!
フェイ「そうなのか? エリィ!
    そうなんだな!
エリィ「う、うるさい! 外面だけの
    同情なんて必要な・・・・・・あ、あ・・・・・・
    フ・・・・・・フェ・・・イ・・・・・・
エリィ「た、す、・・・け、て・・・・・・
    こ、こんなの・・・・・・違う・・・・・・
    私じゃ・・・ないよ・・・・・・
フェイ「エリィ! しっかりしろ!
    元の自分を離すんじゃない!
エリィ「いやぁーーっ!
エリィ「うわーーっ!
画面が真っ白になる
ヴィエルジェの中心部から光が出る
エリィ「いやぁーーっ!!
フェイ「エリィっ!!
フェイ「エリィ、
    どうして・・・・・・?
エリィ「だって・・・・・・
    言ったでしょ?
    今度会う時は・・・・・・
    敵どうしだ・・・・・・って。
フェイ「だけど、こんなことをしてまで
    戦う必要があったのか?
    俺とお前が戦わなきゃ
    ならない理由なんて・・・・・・
    これっぽっちもないじゃないか。
エリィ「他に・・・・・・
    なかったもの・・・・・・。
エリィ「私は、ソラリスの軍人・・・・・・。
    部下と任務・・・・・・
    捨てることはできない。
フェイ「どうして『ドライブ』なんて
    使ったんだ?
エリィ「使いたくはなかった・・・・・・。
    使うと自分が
    いなくなってしまうから。
    そして、自分がいなくなって
    得体の知れない力に
    支配されて・・・・・・。
    そんなこと望んでないのに・・・・・・。
    認めたくない力があるのよ
    私の中に。
    でも・・・・・・、仲間を救う為には
    『ドライブ』使うしか・・・・・・
    それしかなかった。
フェイ「・・・・・・エリィも
    俺と同じなんだな。
エリィ「同じ?
    ・・・・・・そうね。
    そうなのかもしれない。
    あなたとはじめて会った時
    何か他人じゃないって・・・・・・
    そんな気がしたのは、
    それは私達の境遇が
    似ていたからなのね、
    きっと・・・・・・。
フェイ「俺で良ければ力になるよ。
    何も出来ないかも
    しれないけど・・・・・・、
    エリィの気持ちぐらいは
    理解できる。
エリィ「・・・・・・お互い傷を
    なめ合えっていうの?
フェイ「そういう訳じゃ・・・・・・
    いや、そういうことなのか・・・・・・。
    すまない・・・・・・。
エリィ「・・・・・・こめんなさい。
    素直じゃないね、私・・・・・・。
フェイ「そんなことはない。
    俺が後ろ向きなだけなんだ。
    だけど・・・・・・
    それでも・・・・・・、
    独りで悩んでいるよりは・・・・・・
    いい。
エリィ「フェイ・・・・・・
フェイ「変えられないのか・・・・・・?
エリィ「そんな顔しないで。
    私には選ぶことなんて出来ない。
    私の唯一の居場所だから・・・・・・。
フェイ「・・・・・・俺、行くよ。
    “仲間”が待ってるんだ。
フェイ「もし、出来るんなら
    軍から抜けるんだ。
    エリィ・・・・・・。
    お前にあんな表情<かお>は
    似合わないよ。
フェイ、ヴェルトールに仱贽zむ
フェイ去る
フェイ「先を急がないと・・・・・・
山頂にて
フェイ「この上が山頂だな。
ユグドラシル、メイソンの部屋にて
メイソン、コップを割る
メイソン「若のカップが・・・・・・
メイソン「もしや、若の身になにか・・・・・・
ファティマ城内
バルト「・・・・・・俺とシグは部下2人を
    連れて最上階を目指す。
    先生はその間に、残りの二人と
    城門を開けてくれ。
    それで城外に待機している本隊が
    突入できる。
    シャーカーンを押さえていれば
    制圧は簡単なはずだ。
シタン「わかりました。
    シャーカーンを捕獲したら
    合図をください。
    おそらく、そのタイミングで
    城門を開くのがベストでしょう。
バルト「もうこの上は城の中庭だ。
    一気に天守閣を落とすぞ。
    シャーカーンは最上階にいるはずだ。
シグルド「・・・・・・若の父君の部屋ですね。
     できるだけ城を傷つけないためにも、
     無用な戦闘は避けましょう。
     なによりも迅速さです。
バルト「ああ、そのための少数編成だ。
    狙いはシャーカーンただ一人。
    ゲブラー兵もアヴェ兵も無視しろ。
バルトあたりを見回す
「よし、行くぞ!
中庭へ行く
バルト「行くぞ!

城の扉が開く
シャーカーンとミァンが出て来る
バルト「探す手間がはぶけたぜ。
    シャーカーン、覚悟しろ。
シャーカーン「待っていたのだよ。
バルト「何!?
アヴェ兵が銃を構える
シグルド「くそっ、待ち伏せか。
シタン「カールはどこに・・・・・・
    しまった!
ミァン「さすが、飲み込みが早いわね。
    閣下は今頃ニサン国境付近の
    反乱分子を鎮圧している頃かしら。
    キスレブを陽動に使おうという
    あなた達の策・・・・・・、閣下はとうに
    お見抜きになっていたわ。
    甘いわね。
    下界に長く暮らしていると、
    知性がおとろえるのかしら。
    ね、ヒュウガ。
    それにシグルド・・・・・・。
    まさか、あなたが前王朝の
    残党に付いていたとはね・・・・・・。
シグルド「くっ・・・・・・
     なぜそこまでシャーカーンに
     肩入れする?
     おまえ達にとって、一王国の主など
     誰でもいいはずだ。
ミァン「それで? 我々への協力を拒んで
    消されたファティマ王の息子が、
    今さら操られたいというの?
    裏切り者のあなたの口から
    聞いても信用がおけないわね。
    ふふふ・・・・・・それに・・・・・・操り人形は
    馬鹿なほうが便利なのよう。
シャーカーン「ば、馬鹿ですと!?
       ミァン殿、何をおっしゃるのか?
ミァン「シャーカーン殿、ここはあなたに
    お任せするわ。
    自分の立場は自分で守らなければね。
    私達はだれが王座についても
    構わないのよ。
    従順な羊でさえあればね。
    だけどあなたには、まだまだ
    やり足りないことがあるんでしょう?
    あなたさえその気ならば私達は
    どんな援助でもしてあげるわよ。
シャーカーン「・・・・・・ふん、言われなくても
       自分の国の犯罪者は自分の手で
       始末しますとも。
ミァン「では私はこの辺で失礼させて
    いただこうかしら。
バルト「おいこら!
    ちょっと待てよ!!
ミァン「さよなら。・・・・・・ぼうや。
シャーカーン「くっ、この海?#12539;・・・・・
       いや、スナネズミどもがっ。
       何度も恥をかかせてくれおって。
       だが、それもここで終わりだ。
       自分の主人が誰だかもわからない
       身の程知らずは滅びる呙?胜韦坤琛?
       全員射撃用意・・・・・・
シャーカーン「ん!?
メイソン、ランドクラブで登場
メイソン「逆佶伐悌`カーン!
     一歩でも動くと、このガトリング砲が
     火を吹きますよ。
バルト「爺!
メイソン「若、加勢に参りました。
     お仱辘摔胜盲皮?坤丹ぁ?
バルト達、ランドクラブに仱?
メイソン「では、出発いたします。
バルト「じゃあな、ハゲジジイ!
    いずれ決着はつけてやる。
    頭でもみがいて待ってろ!
シタン「!
    これは・・・・・・、まずい・・・・・・
ランドクラブのプロペラがとれる
シャーカーン「それはなにかの冗談かね?
       うむ、しょせんスナネズミは
       飛べないということだな。
       さあ、投降したまえ。
       おもしろい冗談を見せてくれた
       お礼に銃殺は許してやろう。 
バルト「くそっ、こうなりゃ相討ちしか
    ないか・・・・・・
メイソン「みなさん、ふせてください。
バルト「爺、何か策があるのか?
メイソン「おまかせを。
バルト「爺、歩き回ったって仕方ないぜ。
メイソン「おまかせを。
ランドクラブ、飛び跳ねながら城を出ていく
ユグドラシル内にて
バルト「爺、すまない、助かった!
メイソン「若、頭をお上げください。
     主君をお守りするのは
     臣下たる者の務め。
     爺こそ、お助けが遅くなりまして
     何卒、ご容赦を。
バルト「とんでもない、感謝してる。
    ・・・・・・しかし、爺があんなモン
    動かせるなんて知らなかったな。
メイソン「昔とったきね柄と申しましょうか・・・・・・
     いえ、何、
     ほんの手なぐさみでございます。
     余興程度のモノで
     お目汚しいたしまして。
     恥ずかしゅうございます。
シグルド現れる
シグルド「若!
     王都防衛隊が戻りつつあります!
     どうやら、おとりに食いついたのは
     我々の方だったようです。
     捕捉されるまでに逃げ出さないと!
     準備でき次第、発令所へ!
シグルド去る

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 楼主| 发表于 2004-6-22 03:18  ·  广东 | 显示全部楼层
疲れた~~続きはあした・・・・・・

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^换种心情,放松自己^

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真不知道ZT异度装甲的日文剧本干什么......
中文的才有用

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 楼主| 发表于 2004-6-22 08:39  ·  广东 | 显示全部楼层
哦,那不贴了
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别啊~~~
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もう。。。やめてください。。。。我慢てきない。。。
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