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楼主: 我为eg狂

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征服者

灵魂收割者!飞翔的女武神!

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发表于 2012-1-14 11:24  ·  贵州 | 显示全部楼层
我为eg狂 发表于 2012-1-13 18:18
回复 bloodlilith 的帖子

来人呀,把这多嘴的家伙拖出去身上有眼的地方都给我缝了!

这种胆敢忤逆本宫的人是不存在的,哦哈哈哈哈~~~~~

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FCS Canal Vorfeed FCS 迦娜•霍华尔福德

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发表于 2012-1-14 11:48  ·  辽宁 | 显示全部楼层
呀~~~ 翻译有更新了~~~  这插图的风格真是............

圣骑士

グローランサー

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发表于 2012-1-16 00:25  ·  天津 | 显示全部楼层
本帖最后由 我为eg狂 于 2012-3-11 20:27 编辑

阳光下的山丘(12章任务前,艾妮特与巴米利恩)

微风吹过,夹杂着潮水与绿草的味道。
离宅邸不远的这座山丘,是巴米利恩儿时玩耍的场所。
巴米利恩沉浸在怀念之中,从山丘上向下面的海面望去。
在视线的前方,发现了他正在寻找的少女,便露出了微笑。
巴米利恩刚要出声叫她的时候,发现少女正闭着眼睛,张开了手臂和双脚。
…她一定是在修行
以前曾经听说过,这是为了驾驭魔法而做的精神集中。
人是找到了…但现在,该怎么办好呢
巴米利恩倒是也想等少女一段时间,但毕竟自己也可谓业务繁重。
可也不能就这么回去,因为巴米利恩正是为了看看自己可爱的侄女而来,甚至连军事会议都草草了结了。
就光看看她的话……
如果只是悄悄走近看看她的脸,应该没事吧。
没关系,不会打扰到她的。
巴米利恩下定决心,走进了已长到脚踝高的茂盛草丛中。
微风吹拂,少女秀丽的长发随风摇曳。
看到这一幕的巴米利恩不由得叹了口气。
一直都以为她只是个小孩子…
但是,一段时间不见,战场上的历练已经让少女成长了不少。
身为一国公主的少女即使闭上双眼,也能让人感觉到她的日渐成熟,为此巴米利恩感到一阵揪心。
“艾妮特”
然后
巴米利恩终于
叫出了少女的名字。
“…,……,………”



过了许久
只见艾妮特的眼睑微微颤动,然后,睁开了蓝宝石一样的眼睛看着巴米利恩
随即,惊讶得眨了眨眼,开口说道
“巴米利恩叔父大人!!!”
艾妮特醒了过来。
“啊…抱歉,打扰你修行了”
看到艾妮特大吃一惊,巴米利恩也只好抱歉地笑了笑。
“不,没关系…我才是,竟然没注意到…等,等等,叔父大人怎么会到这来…”
“我是从提安娜那听说你在这的”
“啊,是这样啊…不对,叔父大人不是应该在边境的要塞城市么…?

贝斯塔正率领着博鲁尼亚军去解放王都,而巴米利恩的纳尔维亚军负责保护他们的后方,这次作战才刚刚开始不久才对。
“我想看看你,所以回来了”
“哎?”
巴米利恩没有再让艾妮特继续发问,苦笑着坐在了她的身边。
“风,真舒服啊”
“…嗯”
“你经常到这来么?”
“嗯,这里…能让我静下心来”
“是么”
巴米利恩点了点头,回想起了自己小时候的事。



巴米利恩有一个姐姐,加上每天都来玩的堂妹提安娜。
他们经常在晴天让侍女带他们到这座山丘上玩。
那时候,体弱多病的姐姐会坐在树荫下,微笑着看着巴米利恩和提安娜到处玩耍。
姐姐——
也许是因为艾妮特在身边,巴米利恩又想起了另一件事。

那一天,烟雨蒙蒙,刚嫁到罗兰德家不久的姐姐,和罗兰德公一起回到了纳尔维亚。
父亲去***雷亚的叛乱还没回来。听说父亲在撤退途中,派人去了姐姐夫妇家。
巴米利恩对个中缘由并不知情,只是怀揣着不安,度过了父亲回来前的几天。
之后…



“艾妮特”
“嗯?”
艾妮特回应着,抬起头睁开大大的眼睛看着巴米利恩。
真可爱,巴米利恩很疼爱这个唯一的侄女。
“我小时候也经常到这玩哦,和你母亲一起”
“是么…”
“你越来越像你母亲了”
“…………是…是么”
艾妮特显得有些不安。
但巴米利恩故意没去在意。
“成了大美人了”
“又来了!这些话你是从哪学来的啊”
“艾妮特才是,和谁学的这么爱胡思乱想了…以前明明很坦率的”
“叔父大人真是的!”
说完,艾妮特怀抱双膝笑了起来。
…这样就好。
巴米利恩只是希望身边的少女能够幸福地展露笑颜。
只要她能幸福…
战争的残酷和被隐藏的事实,她都不需要知道,也没必要知道。
巴米利恩也正是为了保护她而战斗着…

为了保护自己所爱的家人,这是再简单不过的道理了。
对贝斯塔来说也是如此,这场战争除了要守护国家,还要救出平时丑态百出的父亲…
担心并信任着失去联络的友人,巴米利恩慢慢地站了起来。



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征服者

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发表于 2012-1-16 09:58  ·  贵州 | 显示全部楼层
苍武姐又出没了,威武~~~
这次的故事比起上一个来说确实是要好一些了呢

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目若朗星

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 楼主| 发表于 2012-1-16 14:53  ·  福建 | 显示全部楼层
那个,偶怎么闻到了一丝危险的味道,嗯?
话说,艾妮德(蕾娅公女的女儿)和“叔父”没有任何的血缘关系哦。
苍武君辛苦了,不好好夸夸可不行,可是要说些什么好呢?

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目若朗星

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 楼主| 发表于 2012-1-16 15:21  ·  福建 | 显示全部楼层
乙女の守り[11章依頼後ベルナード]

「おや、お客さん。見ない顔だね」
 ベルナードが潮風の薫る酒場へ入ると、陽気な声が掛けられた。
 西の果ての小さな港町。一軒しか無い酒場だったが、寂れた風体とは裏はらに、客達の表情は明るい。
 ベルナードは外套を脱ぎながら主人へ挨拶し、それから店内を見回した。
「当ててやろう。おまえさん、さっきの商船で来なすったね。」
 目のあった客の一人が、赤らんだ頬で指差す。
「………」 
「はっは、警戒なさるな。この閉鎖された土地に、荷積みの船が着くこと自体、随分と久しいのさ。
ここの酒場も地元の連中ばかりでな」
 笑いながら主人が手を挙げると、その場に居た客達も合わせてジョッキを高高と掲げた。
 戦により「閉鎖」されたには、似つかわしくない空気だ。
「まぁ、座りねぇ。」
 それも―――当たり前のことなのかもしれない。
 喜色満面のこの主人が、一体自分に何を話そうとしているのか。
 大方の予想をつけながら、ベルナードはカウンター席に腰を下ろした。
「聞いておくれよ。お前さんも、聞きにきたんだろう」
 主人は、頼みもしない酒を素早い手つきで差し出しながら、カウンターに身を乗り出した。
「セレニアの乙女のことさ!」




 それは、まるで子供に聞かせる英雄談だった。
 絶望の淵に差し込む光、数々の奇跡。甦る伝説――――
 遠い町でそれを聞いたなら、鼻で笑うかもしれない。
 しかし、この町では誰もが目にした「現実」なのだ。
 …現実……
 思考の中でその単語にぶつかり、ベルナードは思わず息をもらした。
 現実なのだ、これは。
 まるで、悪夢のようなのに…
 ベルウィック島を脱出したベルナードは、シェンナやリースと別れ、西部同盟の残存勢力が集っているというミネバへ向かった。ロズオーク公の指示によるものだ。
 西部の状況は、船長が簡単に教えてくれていた。
 酒場の主人が話すことは、おおよそは重複している。
 しかし違うのは、それが実体験による話だということだ…
 まさか、と思っていた。信じたくなかった。しかし、縋るより他はない。
 ベルナードは重い溜め息をもう一度吐いて、口をつけていないグラスをカウンターに置いた。コン、と小気味良い音が響いた。




 ベルナードが抜け、バーンストルが討たれた後の西部同盟は、まったくもって統率を無くし、およそ軍といえるものでは無くなってしまっていたらしい。
 帝国の制圧に押されるように、人々は西へ西へと逃げ延びたのだそうだ。
 そして行き着いた西の果て。それ以上逃げることも出来ず、武器を持てる者はそこを最後の砦と戦ったらしい。
 ――――光が差したのは、なんの前触れもなくであったそうだ。
 それは比喩では無く、正に『光』であった。
 ヴェリアの三使徒の一人である、乙女セレニアの用いる、裁きの雷光。パラスセレニア。
 一撃で帝国軍を引かせた後は、通常のものでは届かぬ距離まで飛ばすという、セレニア弓で一切を近寄せず、このミネバを守りつづけているという。
 疑うことはない。彼女こそ、窮地において女神ヴェリアが遣わした、『セレニアの乙女』である―――。
 相槌を打ちながら、ベルナードは心臓を握りつぶされる思いがした。
 彼は知っている。セレニアの乙女が、何ものなのかを。使徒セレニアの、正統なる血筋のものを…!





「ベルナードさま」
 耳によく馴染んだ、幼さの残る甘い声。
 生きて再び聴けるとは思わなかった。
 まさか、こんな形で聴くことになるとは思わなかった。
「どうか、お顔を上げてください…ベルナードさま」
 白い手が差し伸べられる。
 しかし、ここで顔を上げるわけにはいかなかった。
「…使徒セレニア。私はしがない行商のものです。そのようにお呼びにならないで下さい」
 …ベルナードは、セレニアの乙女が本拠としている館へ、「行商人」として訪れていた。
 運命の歯車は回り始めている。
 ヴェリアが、このままラーズに押しつぶされないために、ベルナードにできることは、もう限られていた。
 それは、伝説の完全なる仕立て。
 過去の再現による民衆の煽動は、窮地にこそ有効だ。
 話を聞く限り、乙女の覚醒そのものが、あまりにもタイミングが良すぎる。
 ベルナードより先に、…誰かが仕組んだとすら、思えるほどに。
 ベルナードでは仕掛けられないと、見越したように…
 首を下げたまま、ベルナードは拳に力をこめた。
 今は、戦争の真っ最中だ。そして、完全なる劣勢だ。
 使える駒は、一つとして無駄にはできない。
 …駒、と。
 年端の行かぬ娘を、そう称するのはあまりにも過酷だ。
 だから…
 ―――だから、守りたいのです
 真実を告げ、そして尚、己の良心に従おうとしたバーンストルの言葉が脳裏に響いた。
 自分も賛同したはずだった。共に、守ってゆこうと。愛しい、この少女を。
 なのに―――
 時代のせいにするのか。運命のせいにするのか。
 ミネバの地に着くまでの船の上、何度も繰り返し自問してきたことだった。
 何かの為に。誰かの為に。そんなこと、詭弁に過ぎない。そんな事のために、何かを犠牲にしていいということなどない…
 わかっている。
 だから―――
 意を決し、ベルナードはようやく口を開いた。
「私は…諸国をさすらう商人ですが、しかし、それだけに知識はございます」
「………」
「あらゆる国の情報に長じております。文字の読み書きもできる。兵法の書を読むのが趣味でして」
「…………」
「よろしければ、軍師の一人としてお側に置いてはいただけないでしょうか。力になりましょう」
「………!」
 そして、顔を上げる。
 セレニアの乙女が、満面の笑みで迎えてくれた。
 ―――守ろうと思った。
 その小さな体に、支えきれないほどの力を背負う少女を。
 たった一人で、立ち上がろうと決めた、その勇気を。
 自分が逃げている間に、彼女は立ち向かう事を選んだのだ。その強さを、守ってやらねばならない。
「…リネット」
 名を呼んでも、彼女は以前のように気軽に胸へ飛び込んではこない。
 嬉しそうに、苦しそうに、唇を噛み締めているだけだ。
「大丈夫だ… 君は僕が守るから」
 そして自分もまた、この手を伸ばすことができない。
「戦うと決めました。戦乱を終らせるために…その為の力を… 私は」
 胸の前で手を組み、少女は首を振る。そうでもしないと、何かが零れ落ちてしまうのだろう。
「それに… 私を守ってくださるのはリース兄様です。そう約束しました。」
 はぐらかすように、それでも何かに縋るように。少女は柔らかに微笑んだ。
 あぁ、そうだな… 自分も合わせて頷く。
 胸の中に、成長したフレディ、そしてシェンナの姿が浮かんだ。
 別れたのは、再び逢うためだ。
 その為に、自分の為すべき事を果たす。それはきっと、彼女も同じ思いに違い無い。
 回り始めた運命の歯車に、組み込まれるのは自分の意志だ。せめてそう、信じていたい。だから強くなれる。
「…戦おう、共に」
「はい、ベルナード様」
 差し出した手を、小さな手がしっかりと握り返した。

 願わくばこの行く先に、女神の加護があらんことを。

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目若朗星

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 楼主| 发表于 2012-1-16 15:22  ·  福建 | 显示全部楼层
芽吹き[戦後リース×リネット]

「こうかしら」
「いえ、リネット様、もう少し半身を引いて、そうそう、そしてそのまま、」
 弓隊の修練場で、シロックとクリスに見守られ、リネットが弓の訓練をすることが、最近多い。
 リースとリネットが戻ってから、治安は回復しつつあるとはいえ、未だ騎士団の出撃要請は絶えることがない。
 書類の処理に終われるリースの代わりに、何か自分も力になれればと、リネットが独断で願い出たことだった。
 他の兵士たちならば許すはずも無かっただろうが、そこはシノン時代からの付き合いである二人である。いたずらへ荷担する子供達のように、快諾してくれた。
 シロックもクリスも、人並み以上の努力を積み重ねてきた人間だ、「ヴェリアの使徒」によって能力の目覚めたリネットを、才能という面で誉めることは無かった。
 それが、リネットにとって、とても心地よかった。
「うん、大分いい感じです。 今日はこのあたりにしておきましょうか」
 リネットの放った矢が的の中心をほんの少しだけ逸れて、当たるのを確認し、シロックが手を叩いた。
「え、でも、」
「今日はそろそろ、巡回の時間なのですよ」
「巡回?」
 ――――それは、
 誰が、とか、なんの、とか、聞かずともわかるはず、リネットが思考をめぐらせようとしたときである。

「リネット!!!?」

 その声は、ひどく。ひどく驚いていて、聞き覚えのある声なのに、全然別人のように感じられてしまった。
「何をしているんだ、こんなところで!」
「リ、リース様…」
 ――――こんなところ…
 主君の言い草に、弓兵二人は顔を見合わせて肩をすくめる。
 通路の向こうからこちらの姿を確認した主君が、血相を変えて駆け寄ってくる。
 リネットの、細い肩を掴んだ。
 彼女はただ、気まずそうに視線をそらすしか出来ない。
「あの、私はただ…」
「君が武器を取る必要なんて、もう無いはずだ。どうして、」
「ごめんなさい! だけど私、じっとしていられなくて… 何か、お役に立ちたくて」
「………リネット」
 リースの表情が、苦しそうにゆがめられる。
 クリスが小さくため息をついた。
 シロックは嫌な予感がした。
「リース様、失礼いたします」
「は、」
 声をかけられ、リースが顔を上げた。
 シロックは顔を右手で覆った。
  スパン、
 上がった音は軽く響いた。



 リース様はお疲れのようなので、お部屋にお連れいたしますね。
 そう告げた、クリスの笑顔はとても美しく、リネットもシロックも、そしてリースでさえも、何も言い返すことは出来なかった。
「……シロック、私、」
「もう少ししたら、リース様の元へお食事を運んで差し上げてください、リネット様」
 迷ったように顔を上げるリネットの肩を、シロックは優しく叩いた。
「今夜は、リース様の大好きなクリームシチューですよ」
「そうなの… …私も大好きだわ」
 そしてようやく、リネットは笑みを浮かべた。
 シノンの花を思わせる、可憐な笑顔だった。


 リースの頭を軽やかに叩いた弓を肩にかけながら、落ち着きましたかとクリスは振り向いた。
「…取り乱していたのかな、私は」
「相当に。」
 一刀両断されて、リースは乾いた笑いを浮かべた。
「ふふ… でも安心致しました。我等が主君は、血の通った人間であると、感じましたから」
「…。どういう意味だい?」
 言葉に含む物を感じる。
「リース様は、私達配下を、民たちのことを、第一に考えてくださいます。そのために、御身を顧みないことが多くございます。
 ですから…心配に思っておりました。
 私達のために、リース様は、そのお優しい心を殺す決断を下されたのではないかと」
「……リネットとのことか?」
「ご無礼を承知で申し上げるのであれば」
「………」
 毅然としたクリスの回答に、リースは苦く笑った。
「正直…私の中でもうまく、まだ整理が付いていない」
 他者へ初めて洩らす、弱音だった。
 長く傍に控えてきたクリスへだからこそ、口に出来る。
「………だけどね、一つだけ…はっきりしていることはあるんだ」
「それは…?」
 自分から振っておいて、いざ尋ねられるとリースは少し迷ったように目を泳がせた。頬は少し、赤くなっているかもしれない。
 何度か、言葉を選ぶように唇を動かしてから。

「…リネットの、姿が見えないと落ち着かない」

「…………」
 悪い、悪いとは思う、だけど、これは、
「クリス…もう少し、遠慮してくれ」
 口元を押さえながら、身体を折って笑いだした女騎士に、目を伏せながらリースは苦情を言った。
「ご安心ください、リース様」
 目に浮かぶ涙を拭きながら、クリスは告げた。
 心優しい主君を、たまらなく愛しいと感じるのは、こういう時だ。
 心配は要らない…、必要なのは、あともう少しの時間だけだ。
 安堵の思いが、彼女に普段よりも柔らかな笑みを浮かべさせていた。
「今日のご夕食は、リース様の大好きなものですよ」
「……子供扱いしただろう」
 優しい彼女の声に、リースは憮然として顔を上げた。
「とんでもございません。安心致しました」
「~~~~~~っ」
 早くこないかな、クリームシチュー。
 照れ隠しにリースがそんなことを呟くものだから、クリスはますます呼吸困難に陥りそうになった。

 新しき故郷と定めたセレニアで迎える、初めての春は、こうして始まった。

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目若朗星

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 楼主| 发表于 2012-1-16 15:23  ·  福建 | 显示全部楼层
又是两篇,偶是不是有点贪心了呢?

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本帖最后由 我为eg狂 于 2012-3-11 20:36 编辑

少女的守护(11章依赖后,贝尔纳德)

“哎呀,不常见的客人啊”
贝尔纳德刚走进一家满溢着海风味道的酒吧,就听见了主人热情洋溢的招呼声。
这里是大陆西方尽头一座规模很小的港口城市,酒吧也只有这一家,店面虽然有些萧条,但客人们的表情却都显得很开心。
贝尔纳德脱下外套,向主人打了声招呼后,环视了一下店内。
“让我猜猜吧,你是坐刚才的商船来的吧”
一位喝得满脸通红的客人指了指船的方向。
“……”
“哈哈,你别紧张,在这被封锁的土地上,有货船开来本身就已经是很久不见的事了,来这酒吧的也都是附近的人”
酒吧主人笑着高高地举起了酒杯,在场的客人们也随之附和。
这里虽因战争而被“封锁”,但气氛却与之并不相符。
这可能——也是理所当然的吧。
“嘛,先坐下吧”
满脸喜色的酒吧主人,到底想说什么呢。
贝尔纳德大概也猜到了,但还是在柜台前坐了下来。
“你也是为此而来的吧,那就听我说吧”
酒吧的主人将酒拿到贝尔纳德面前,从柜台内探出身子说道
“是塞雷尼娅少女的事啊!”


就像是在给孩子们讲英雄故事一样。
绝望深渊中的一道阳光,无数的奇迹,苏醒的传说————
如果在遥远的城市中听到这件事,想罢任谁都会一笑而过吧。
但在这座城市中,那却是任何人都见证过的“现实”。
…现实…
贝尔纳德的思绪中浮现出了这个词,不由得吐了口气。
这是现实……
就如同恶梦一样……
从贝尔维克岛逃出来的贝尔纳德,与仙娜和利斯分别后,来到了西部同盟的残存势力聚 集的米内瓦,而这也是罗兹沃克公的指示。
关于西部战场的情况,贝尔纳德已经从船长那里有所耳闻。
酒吧主人说的,和船长说的几乎完全一致。
而唯一不同的,就是酒吧主人所说的是他的亲身经历。
真让人意想不到,贝尔纳德并不想相信。但如今也只好妥协。
贝尔纳德重重地吐了口气,将还未拿到嘴边的酒杯“咚”地一下放回了柜台上。


班斯托尔战死,贝尔纳德离开后的西部同盟已经无人统帅,想罢现在也已经称不上是一支军队了。
随着帝国的侵略步步逼近,人们也在不停地向西而逃。
最后,逃到了西方的尽头,之后也就失去了退路,而有力反抗的人就将那里当成了最后的要塞。
——光芒来临之前没有任何征兆
这并非比喻,而是真正的光芒。
贝莉娅三使徒的其中一人,少女塞雷尼娅所驾驭的制裁之雷光仅一击就将帝国军击退,一切弓矢都望尘莫及的塞雷尼亚圣弓让任何敌人都不敢靠近,她就这样一直守护着米内瓦。
在这走途无路之际,没有人怀疑。她就是贝莉娅女神派来的“塞雷尼娅少女”
贝尔纳德附和着,但心中却犹如刀割。
贝尔纳德知道塞雷尼娅少女究竟是何人,也知道她是使徒塞雷尼娅的正统血脉…



“贝尔纳德大人”
这是以前经常听到的,稍显稚嫩却又甜美动人的声音。
贝尔纳德没想到在有生之年还能再次听到。
更没想到竟会是以这样的方式。
“请抬起头…贝尔纳德大人”
雪白的手伸向了贝尔纳德面前。
但即使如此,也不能就这样抬起头。
“…使徒塞雷尼娅,我只是一介商人,请不要这样称呼在下”
……贝尔纳德以“商人”的身份来到了塞雷尼娅少女所在的宅邸。
命运的齿轮已经开始转动。
为了让贝莉娅王国不被拉兹帝国消灭,贝尔纳德力所能及的事也只剩这一件了。
那就是,为“传说”做好一切准备。
利用过去一幕的再次重现来煽动民众,在这危机关头一定会非常有效。
听传闻说,少女觉醒的时机非常及时。
及时到让人怀疑有人比贝尔纳德更早行动。
而且,还是看穿了贝尔纳德无法这么做一样……
贝尔纳德低着头,握紧了拳头。
现在正处于战争阶段,而且,我方还完全处于劣势。
任何有用的棋子都不能浪费。
…棋子。
如此称呼一位年芳尚浅的女孩,未免有些过分。
所以…
——也正因此,才想要守护她…
说出事实后仍能遵从自己良心的班斯托尔的话,此时此刻浮现在了贝尔纳德的脑中。
明明自己也同意要一起守护这个惹人怜爱的少女——
可是——
是时代的错?亦或是命运的捉弄?
在到达米内瓦的船上,贝尔纳德一直如此责问着自己。


为了什么或为了谁不得以而为之…这只不过是辩解罢了。并不是说为了什么就可以牺牲另一些。
贝尔纳德清楚这一点。
所以——
贝尔纳德下定决心,开口说道。
“我虽然是游历各国的商人,但却通晓许多知识”
“……”
“我对各国的情报了如指掌,还可以读写文字,喜欢研读兵书”
“……”
“如果您不介意,请让我作为您的军师为您效劳吧”
“……!”
然后,贝尔纳德抬起头。
只见塞雷尼娅的少女露出了满脸的笑容。
——想要守护她。
守护这用自己娇小的身躯肩负起一切的少女。
守护这敢于独自一人起身反抗的勇气。
在自己逃避的时候,她选择了面对,这份坚强,必须由我来守护。
“…莉内特”
贝尔纳德如此想着,然后叫出了她的名字,但少女并没有像以往一样扑到自己的怀中。
只是开心却又痛苦地咬着自己的嘴唇。
“没事的…我会保护你的”
而自己也无法再向她伸出手。
“为了结束这场战争,我决心一战,可这样的力量…我却……”
说着少女将双手放在胸前,然后摇了摇头。如果不这样做,就好像会有什么东西掉落下来一样。
“…要守护我的人,是利斯哥哥哦。我们已经约定好了”
像是在岔开话题,又像是在依靠着什么一样,少女露出了微笑。
啊,是啊…贝尔纳德也跟着点了点头。
心中浮现出了日渐成熟的弗雷迪和仙娜的身影。



分别是为了再次相遇。
为此,自己也要完成自己该做的事才行。而她也一定这么想着。
向已经转动的命运齿轮中倾注的是自己的意志。贝尔纳德至少想要如此相信,也因此才能让自己变得更坚强。
“…和我一起并肩作战吧”
“是,贝尔纳德大人”
莉内特娇小的手紧紧地握住了贝尔纳德伸出的手。

前路茫茫,愿贝莉娅女神保佑我们。

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浮云终究不过是浮云,向布统领申请的1ww奖励还是不见丝毫回应(甚至已直接短消息)
啊诺,苍武君不要因此而气馁哦,要继续钢八爹哦,至于威望偶会尽力为您争取的。
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